葉タバコ収穫、進む。葉タバコ作業車「AP-1」に乗って、刈り取る黄緑色の葉っぱ【長崎県壱岐市】

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壱岐市で葉タバコの収穫シーズンを迎え、生産農家は収穫作業に追われています。たばこ農家らは、「APー1(エーピーワン)」といわれる葉タバコ専用の作業車に乗って、根もとの葉を手際よく摘み取っていきます。

大きな緑の葉っぱが一面に広がる、葉タバコの畑

5月末ごろになると、葉タバコが一面に青々と茂っている畑を見かけるようになります。葉タバコは11月ごろに種をまき、5月末ごろから収穫を迎えます。収穫する際に葉っぱはおよそ80cmくらいの長さになっています。

葉タバコ農家の相棒「AP-1」。屋根付き、二人乗り

葉タバコ作業車「AP-1」に乗って収穫が行われます。「AP-1」は葉タバコ農家の相棒とされる、欠かせない存在です。収穫した葉たばこを積載する場所、日除けを実装しています。

主要なタイプは座席は右と左に2つあり、1人ずつ座ることができます。また収穫する葉タバコの高さに合わせて座席の位置を調節できるようになっていきます。右の人と左の人が同じペースで収穫しながら、上の棚に置いた通気性のある収穫袋に葉っぱを並べていきます。それがいっぱいになると、屋根の上に乗せられるようになっています。

黄緑色の葉っぱを刈り取る

葉はねちっとしていてべたべた。手袋はヤニで真っ黒になります。

刈り取るのは濃い緑色の葉ではなく、根もとについた黄緑色の葉です。1株あたり約18枚ほどの葉を付け、黄緑色になったものから順に収穫していきます。黄緑色の葉っぱを畑一周収穫し、それを終えると、また一周、また一周の繰り返しです。

収穫されたタバコは専用の乾燥場といわれる乾燥施設で乾かし、その後、JT(日本たばこ産業株式会社)が全量を買い取ってくれるシステムとなっているそうです。

収穫作業は7月いっぱいまで行われます。これからの季節、ますます気温が上がる中、屋根があるとはいえ、手作業での収穫は大変な作業となりますが、たばこ農家さんたちはもくもくと作業を続けます、タバコだけに。

田口有香

田口有香

長崎県壱岐市

校閲記者兼コミュニティマネージャー

第4期ハツレポーター/ライター兼農家の嫁であり、3人の子どもの母。生まれ育った大阪から壱岐島に家族で移住。
壱岐島は長崎県の離島ですが、福岡から高速船で65分という抜群のアクセス!!海がきれいなのはもちろん、お魚もお肉も野菜も米も焼酎もそろっておりグルメも自慢できます。

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