高い目標よりも自分の楽しさが大事!ココロとカラダにゆとりのある地域づくり活動とは?いんない未来塾、鈴木千春さん【秋田県湯沢市】

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▲鈴木千春さん

秋田県湯沢市院内地区出身で、現在は宮城県仙台市に住みながら院内地区でまちづくり活動に携っている鈴木千春さん。鈴木さんは「自分たちが無理をせず、やれる範囲で簡単に楽しく」という考えで地域づくり活動を行っているという。鈴木さんの生まれ故郷、院内で地域づくりに対する思いや考え方に迫った。

イベントごとに仙台から院内へ


鈴木さんは、仙台市でまちづくりのコンサルティングの仕事をしながら、故郷の院内地区の「いんない未来塾」という団体に所属し、地域づくりに参加している。いんない未来塾に参加したきっかけは、院内地区で開催されたワークショップ。ワークショップの講師が鈴木さんの知り合いで、誘いがありいんない未来塾に参加した。

いんない未来塾では、院内石でできたピザ釜でピザを焼いて提供したり、メンバーが運営する農園で作った野菜を販売したり、マルシェイベントを開催したりしている。イベントのたびに仙台から院内へ帰り、準備から片付けまで仲間と共に汗を流している。それを継続できる仲間がここにいるのだという。

▲農園の収穫の様子

自分たちがくたばるまで悪あがきをしたい

地域づくりを継続するうえで大切なことを尋ねると、「目的が大きくなるとやり方も難しくなってしまう。楽しくやろうぜぐらいの目的の方が簡単にできる。活動する自分たちが無理をせず、やれる範囲で簡単に楽しく活動するということが大切。まちはなくなってしまうかもしれないけど、自分たちが楽しくするために自分たちがくたばるまで悪あがきをしている」と鈴木さん。

▲筆者のインタビューを受ける鈴木さん(左)

高い目標よりも自分の楽しさを大事に

今住んでいる子どもたちに地元に戻って来て欲しいと思うなら、子どもたちに「地元が楽しいと思わせる」ことが大事と鈴木さんは笑顔で話す。「高い目標よりも自分の楽しさを大事にすることがココロとカラダにゆとりのある地域づくり活動につながるのではないか」とお話しいただいた。

▲8月23日に行われた収穫祭の看板
▲地域の人たちが集まってイベントを楽しんだ

「困りごとをゼロにすることは無理だけど、減らすことはできるから、いろんな側面から地域にあった目的と手法で徐々に減らしていきたい」

そう語る鈴木さんは、院内の未来を形づくっていく一人になるだろう。

狩野聖也さんの投稿

ふるさとミライカレッジ×ローカリティ!in湯沢院内

ふるさとミライカレッジ×ローカリティ!in湯沢院内

「ふるさとミライカレッジ」は、秋田県が進める地域づくりワークキャンプです。
今回はカリキュラムのひとつとして「ローカリティ!」が湯沢市院内地区においてワークショップを実施し、参加した大学生たちが地域の人に出会い、祭りや地域の宝、そして日々の営みを取材をし、記事制作を行いました。

その土地に、何か想いを持てば、 そこはあなたの大切なふるさとになります。 大学生のフレッシュな視点で綴られた、地元愛爆発の素敵な記事をご紹介します!

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