「伝統と革新が織りなす、洗練された味わい」山形が誇る、至高のJapanese sake 出羽桜【山形県天童市】

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出羽桜酒造は1892(明治25)年、その土地の地主であった仲野家から分家が独立し、日本酒造りを始めました。酒の製造は季節に大きく左右されるため、現在でも毎年9月末から4月末までの約7カ月間にわたって行われています。

日本酒造りにおいて特に重要とされるのは、衛生管理の徹底、繊細な温度調整、そして蔵人たちのチームワークです。

これらが高品質な酒を生み出すための土台となっており、伝統の技と現代の管理体制が融合した丁寧な酒造りが続けられています。

日本酒の製造には、今でも多くの工程が手作業で行われており、丁寧な仕込みが特徴です。特に地元産の米や水など、地域の素材を生かした酒造りが行われています。例えば、出羽桜酒造では、使用する米の50%以上を削り落とす「精米」作業を徹底しており、雑味のない澄んだ味わいを追求しています。

日本酒は、およそ1000キログラムの米から約2000リットルの酒を仕込むことが可能です。さらに、製造過程で出る副産物も有効に活用されています。米ぬかは米油に、米粉は米菓などに加工され、廃棄物を出さない循環型の仕組みが構築されています。



近年、日本酒の消費量は全国的に減少傾向にあり、特に若年層を中心に「RTD(Ready To Drink)」と呼ばれる缶入りの手軽なアルコール飲料が主流となっています。こうした市場の変化の中で、より多くの人に吟醸酒の魅力を知ってもらい、手に取ってもらえるよう努力を続けています。その一環として、吟醸酒の価格を可能な限り下げ、手に取りやすくする工夫も進めています。高品質でありながら、より身近な存在として吟醸酒を楽しんでもらえるような取り組みを行っています。

「杉玉」は、酒蔵の軒先につるされる伝統的な飾りで、新酒が完成したことを示すシンボルです。新しくなった杉玉を見かけたら、それは新酒が出来上がった合図。ぜひ、そのタイミングでお近くの酒屋に足を運んで、日本酒を楽しんでみてください。

市川稜輝さんの投稿

情報

出羽桜酒造株式会社
住所:〒994-0044 山形県天童市一日町一丁目4番6号
電話番号:023-653-5121
営業時間:月~金曜(9:00〜17:00)
URL:https://www.dewazakura.co.jp/

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

「ローカリティ!スクール」は、地元を愛する全国各地の学生さんと共に「その土地をふるさとと想う人の輪」を広げていくプロジェクトです。

今回は、山形県惺山高等学校クリエティブコース3年生のデジタルコミュニケーションの授業を「ローカリティ!」を運営するイーストタイムズが担当させていただき、ワークショップを実施しました。生徒の皆さん自身が、自分の一番好きな山形の「モノ・人・場所・体験」を自ら発掘、取材をし、記事制作を行いました。

その土地に、何か想いを持てば、
そこはあなたの大切なふるさとになります。

生徒さんのフレッシュな視点で綴られた、地元愛爆発の素敵な記事をご紹介します!

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