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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
水戸市のお茶請けの定番「ジャンボどら焼き」。
スーパーなどでパッケージを見かけたことがある方も多いかと思います。どら焼きの製造をするようになったきっかけを、地域販売部長の髙梨隆治(たかなし・りゅうじ)さんにお伺いしました。
トーア乳業のルーツは、江戸時代に水戸で和菓子店「うゑきや」を創業したことに遡ります。昭和36年に法人化してからはアイスクリームの販売をしていました。
アイスクリーム屋さんがどら焼き屋さんに事業転換することになったのは、トーア乳業の創業者である髙梨さんのお父様が以前住み込み修行をしていたあんこ屋さんで、跡継ぎがおらず廃業を予定しいるとの話を聞き、平成6年に事業を引き継ぐことになったのがきっかけだったそうです。
「アイスクリームの温度管理や配送は難しいですが、どら焼きは常温で販売・輸送が可能です。日本の3大和菓子は、団子・饅頭・どら焼きということもあり、販路を拡大できると考えたようです」と髙梨さん。
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「そこから、どら焼きの原材料の工夫や工場の製造体制を整え、今では、生産体制もすっかり整い、安定して1日に4万個のどら焼きができます」と髙梨さんは教えてくれました。筆者は、どんどん、どら焼きが出来上がる様子を想像したら、お腹が空いてきました!
美味しさの秘密は「自社製あん」
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大きな特長は、小豆から窯で煮詰め製餡する、こだわりと安心の自社製あんにあります。「3~4時間かけ、真空釜で煮詰め炊いたあんこは、つぶつぶが残っていて、かおりが豊かで、色も綺麗です。生地に包んでしまうのがもったいないくらい美味しいあんこなんです」と髙梨さん。
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あんこを、ふっくらとしたオリジナルの生地に挟んだら完成です。自社工場ですべて一貫して製造しています。
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ダンボールいっぱいに届くどら焼き。ご友人などに配ってもいいかもしれませんね。片手で食べられるワンハンドフードとしても人気で、お仕事中の軽食にもおすすめです。
髙梨さんは「ここ一番のときや、小腹が空いたとき、時間がないときなどに食べてほしいです。油の使用が少ないから、他のスイーツよりもヘルシーですよ」とお話されていました。