趣味で夜にひっそりと営業!?知る人ぞ知るラーメン屋「孤哲」【山形県村山市】

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趣味として夜にひっそり経営しているラーメン屋さんがあるのをご存知ですか?夜に営業しているラーメン屋さんは少ないので助かる方も多いのではないでしょうか。本記事では知る人ぞ知る山形県村山市にあるラーメン屋さんの「孤哲(こてつ)」について紹介します。

2017年8月8日、店主の髙橋哲也さんは夜の時間を活用して、趣味としてラーメン屋を始めました。本業ではベルワークスという修理業を営んでおり、こちらは2011年3月11日正午に開業されたそうです。修理業を始めたその数時間後に、東日本大震災が発生したとのことです。

修理業を始めた理由について、「皆様の役に立つ仕事がしたかったから」と語ってくださいました。これまでで大変だったことは、真冬の吹雪のなか川に入り、測量作業を行ったことだそうです。一方でうれしかったのは、お客様から「本当に治ったのか」と驚かれたときだったと話してくれました。

ラーメン屋の人気メニューは「ラーメン」と「油そば」の二本柱。店内はカウンター席が中心で、まるで居酒屋のような落ち着いた雰囲気があり、安心感のある空間です。このお店は、髙橋さんお一人で切り盛りされています。

ラーメンの味はどれもおいしいですが、筆者のイチオシは「塩つけ麺」。あっさりしつつもしっかりと旨(うま)みがあり、ついついスープまで飲み干してしまう一杯です。好みによりますが、さっぱり系が好きな方には特におすすめです。

また、このお店にはちょっとうれしいサービスも。高校生だけで来店した場合には、50円引きまたは大盛りが無料になるとのことです。学生にとってはありがたい心遣いですね。(※保護者同伴の場合は対象外)

髙橋さんは、「商売はお客さんがいてこそ成り立つもの。だからこそ、お客様への感謝を忘れないようにしたい」とおっしゃっていました。修理業でもラーメン屋でも、「人のために」という思いを大切にされている姿勢が、訪れる人の心に温かさを残しているのかもしれません。

趣味から始まった「孤哲(こてつ)」ですが、そこには店主の人生や思いがしっかりと詰まっています。夜だけひっそりと開くその扉の向こうには、今日も優しい味と、心のこもった一杯が待っています。

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

「ローカリティ!スクール」は、地元を愛する全国各地の学生さんと共に「その土地をふるさとと想う人の輪」を広げていくプロジェクトです。

今回は、山形県惺山高等学校クリエティブコース3年生のデジタルコミュニケーションの授業を「ローカリティ!」を運営するイーストタイムズが担当させていただき、ワークショップを実施しました。生徒の皆さん自身が、自分の一番好きな山形の「モノ・人・場所・体験」を自ら発掘、取材をし、記事制作を行いました。

その土地に、何か想いを持てば、
そこはあなたの大切なふるさとになります。

生徒さんのフレッシュな視点で綴られた、地元愛爆発の素敵な記事をご紹介します!

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