〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
鹿児島県の南端にある指宿(いぶすき)市の上久保畜産。
ここでは約2,000頭の黒毛姫牛が育っています。黒毛姫牛とはお産をしていない牛のことです。「kitchen姫ファーム」で販売される牛肉は、上久保畜産の黒毛姫牛が販売されています。
お肉になってしまう牛ですが、上久保畜産では毎日声を掛けて大切に育てています。
kitchen姫ファームの森友博美(もりとも・ひろみ)さんは「牛の名前を呼んで、おいでというと来てくれるんです」と語ってくれました。おいしいお肉づくりに大切なのは愛情なのですね。
目次
日本人には日本の牛を
黒毛姫牛の特徴は甘い脂身です。
主婦である筆者は、どのような調理方法がいちばんおいしいのか気になりました。森友さんに質問すると、「ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、ローストビーフですね」他にも「お肉をシンプルに焼いて塩やわさびをつけてたべるとすごくおいしいです。大根おろしもさっぱりします」と答えてくれました。もともとのお肉の脂身が甘いのでさっぱりと塩やわさびをつけてたべると味が引き立つのでしょうね。
黒毛和牛は輸入牛肉と比較して値段が高いのですが、「日本の牛を食べていただけるように工夫していきたいです。日本人の方には日本の牛を食べてもらいたいと考えています」と森友さんは語ります。
黒毛姫牛の多様なメニュー提案をしたい
「kitchen姫ファーム」と連携している「恵食惣菜じゃが太郎」では、黒毛姫牛を使ったコロッケやローストビーフ丼や牛肉弁当などのお惣菜を販売しています。
森友さんは黒毛姫牛を身近に感じてもらうために、今後は新しいメニューの提案をしていきたいそうです。黒毛姫牛をつかったメニュー、どのようなものが登場するのでしょうか。考えただけでワクワクしますね。
牛を通じて命の大切さを訴えたい
森友さんは、「牛肉を通じて生命の大切さを知ってほしい」と思っています。
「残酷だ」と思われるかもしれないですが、牛の様子を発信することで「命をいただく」ことを知ってもらい、「命への感謝」を伝えたいそうです。
将来的には食育も行っていきたいと話す森友さん。その目には情熱と優しさが溢れていました。
温かい気持ちがたくさんつまった黒毛姫牛。
ぜひ一度取り寄せて味わってみてください。