水質が良く温かい黒潮に育まれた「ねじめ黄金カンパチ」【鹿児島県南大隅町】

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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜

「ねじめ黄金カンパチ」

ねじめ漁業協同組合は、鹿児島県の大隅半島の南端、南大隅町(みなみおおすみちょう)の根占(ねじめ)にあります。

根占漁場は、桜島が噴煙をあげる鹿児島湾(錦江湾(きんこうわん))の出入り口にあたり、太平洋を北上する黒潮が九州最南端の佐多岬にぶつかって最初に流れ込んできます。水質はきれいなことで知られていて、水深が深く冬でも水温が高いため、養殖にはぴったりの好漁場です。

ねじめ黄金(おうごん)カンパチは、根占漁場の特徴である、潮の流れの速い外海に近い自然豊かな環境でのびのびと育ったため、ハリのある身質とほどよくのったサラッとした脂がおいしいと評判です。

約50名の養殖業者さんが毎朝6時に出港して品質管理

ねじめ漁業協同組合外観

ねじめ漁業協同組合では50名ほどの養殖業者さんが毎朝6時に出港して、8メートル四方の生け簀にいる魚に餌をあげたり健康状態をチェックしたりします。台風等悪天候のときは深さ10メートルまで生け簀を沈めます。海が時化ているときでも深さ10メートルになると静かで魚も安全です。

「生き物なので魚の健康には人一倍気をつけています」と、ねじめ漁業協同組合の村岡慶一(むらおか・よしかず)さんは語ります。海が時化ているときは何日も魚の様子が見られず、健康状態がわからないときもあります。その分、普段から養殖業者さんたちは魚の餌の食べ具合は普段と変わりがないか、泳ぐ様子に変化はないかと細かく観察してなにか普段と違うところがあればすぐに対応しています。

鹿児島県外のみなさんにも「ねじめ」の名前を知ってほしい

朝の養殖業者さんたちの作業風景

これからの目標を村岡さんに尋ねると、「鹿児島県外の方たちにも南大隅町、根占(ねじめ)の名前を知ってほしい」とのことでした。その言葉に地元への愛情を感じました。「南大隅町の自然の豊かさや海が大好きです」と語る村岡さんの声は弾んでいました。

南大隅町の豊かな自然の中で育てられた「ねじめ黄金カンパチ」を、ぜひ一度取り寄せてみてはいかがでしょうか。

久松公代

久松公代

和歌山県和歌山市

編集部校閲記者

第5期ハツレポーター/京都府宇治市産まれ。社会福祉士。父は大阪出身、母は東京出身で子どものころから地域による言葉の違いや風習の違いを感じてきました。和歌山市に移住して18年たちます。暮らして気づく和歌山の良さを伝えて行きたいと思います。

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