本年10月28日、名古屋駅に隣接する名鉄グランドホテルは、開業55周年を迎えます。名古屋駅は名鉄、JR、市営地下鉄などが通る、中部地方最大のターミナル駅です。駅周辺には、オフィス街や、商業施設などが立ち並び、ホテルも多数存在します。その中で、一番歴史のあるホテルが、名鉄グランドホテルです。
55年間のご愛顧への感謝と想いを込めて、名鉄グランホテルが歩んできた歴史を振り返っていきましょう。
目次
名古屋駅の変遷とともに歩んできた55年
名鉄グランドホテルは1967年10月28日、名古屋駅の開発にともない、名古屋の表玄関にふさわしい近代的ホテルとして、当時東洋で最高規模を誇るバスターミナルビルの11~18階に誕生しました。
開業の背景には、名古屋財界の主要企業25社の賛同や、名古屋鉄道と名古屋観光ホテルの全面協力がありました。開業当時は「名古屋一の高層ホテル」「5ドルホテル」として注目を集めた。高度経済成長期にともない順調に経過し、幾多の変遷を経て今日に至ります。
世代を越えて地元に根差す
名鉄グランドホテルは、「世代を超えて地元に根ざす」ことを目指し、ここまで歩んできました。
名鉄名古屋駅の中央改札を出て徒歩2分、地下からも地上からもアクセスができる利便性の良い土地。シティホテルという分類に位置し、宿泊だけではなく、レストランや宴会場を備えたホテルです。
平日の昼は女性客を中心に、土日はご家族連れを中心に和食、洋食、中華のレストランが賑わいをみせていおり、宴会場は名古屋市近郊を中心とした県内の多くの企業にご利用頂いています。
長年利用して下さっている企業も多く、ホテルのことをよく知っているお客様から、当時の話を聞くこともあります。ホテルマンの方が教えられていることもしばしば。最近のレストランでは、親子2世代に渡って記念日としてご利用頂くこともあります。それも長い歴史とともに、地域の方々と歩んできたからこそかもしれません。
新たな都市開発に向けて
近年、名古屋駅地区では新たなビルの建築が急がれています。背景には、東京と名古屋を繋ぐリニア中央新幹線の開業があります。当初予定していた2027年の開業は難しくなってきていますが、開業を見越しての再開発が行われています。名鉄グランドホテルや名鉄百貨店、レジャックなどの名鉄グループも再開発の例外ではありません。今後のスケジュールについて具体的な発表はされていませんが、数年後には建て替えリニューアルする予定だといわれています。
コロナ禍でまだまだ厳しい状況が続きますが、反転攻勢に出るために、昨年には名鉄ホテルホールディングスも立ち上がり、事業や部署の再編成もされました。
名鉄グランドホテルでは、55周年を迎えるにあたり、今までのお客様に安心して頂けるおもてなしを大事にしつつ、新しいことにも挑戦していくつもりです。今年は今までにないイベントや、55周年にちなんだ商品も続々と販売していく予定ですので、ぜひご利用お待ちしております。
情報
- 名鉄グランドホテル
- 〒450-0002 名古屋市中村区名駅1丁目2-4
- TEL:052-582-2211(代)
(岩木さんの投稿)