今年度、秋田大学の大学生たちが大仙市で、稲の種蒔きから酒づくり、販売までを自分たちで行うプロジェクトを進めている。種まきから収穫、酒造りから販売まで、慣れない中、悪戦苦闘する姿を密着取材した。(連載第3回)
6月18日、このプロジェクトに参加する学生の顔ぶれが変わった。今回から秋田大学の4年生ではなく、3年生がプロジェクトに参加する。参加したのは、3年生の男女6人だ。
まずは田んぼの視察がてら、草刈りを行う。学生達には鎌が持たされ、草刈りを行っていく。学生たちは優しく鎌を扱っていたが、「むしったほうが早い!」と、なんとも頼もしい言葉も聞こえた。
3年生もまた楽しい会話の中で作業を進めていた。大人たちも一緒に会話をしながら作業を進める。
途中で、電動草刈機が登場した。「これも体験」と学生たちは積極的に草刈機を借り、指導を受けた。女子学生たちにとっては、電動草刈機を使うのは初めての体験だったようだが、小石を跳ねることなく、丁寧に草を刈っていった。
草刈りはまだ途中だったが、日が傾きつつあったので、この日の作業は終了となった。