『ゆったりと足湯に浸かりながら、温泉卵を片手に格別の夕日を見ながら物思いにふける……』
そんな体験が、長崎県雲仙市の小浜温泉ならできます。一面オレンジ色に染まる海を見ながら、お腹もココロも満たされていく体験は、ここでしか味わえない特別なひとときです。
日本有数の温泉地である長崎県雲仙市の小浜温泉街は、穏やかな橘湾をどこからでも一望でき、特に夕暮れ時は、左右に大きく開けた湾の中央にゆっくりと太陽が沈んでいく様子を眺めることができます。
夕日だけでも大変美しいのですが、この夕日をさらに格別なものにするのは、湯船の長さが日本最長を誇る足湯「ほっとふっと105」と、自分で好きな具材を蒸すことができる「蒸し釜」です。
私がこれまでに体験してきた足湯施設は、温泉街の駅前や観光名所に設置してあることが多く、他の観光客に見られながらの利用となったり、限られた足湯を楽しむために順番待ちが必要になったりというところがほとんどでした。景色も街中にあることが多く、気持ちいいのは気持ちいいのですが、少し落ち着かない気持ちになってしまうことも……。
しかし小浜温泉の無料足湯施設「ほっとふっと105」には、そんな憂いはありません。
橘湾を一望できる海岸線に面し、日本最長105mを誇るので、どんなに混雑していても思い思いの場所で海を眺めながら足湯を堪能できます。105mという若干中途半端な長さは、熱量・温度ともに全国1位を誇る小浜温泉の源泉温度105℃にちなんでいます。
さらに隣接する「蒸し釜」で持ち込んだ食材を温泉蒸し、その場で自由に食べることができるのです。釜の利用は無料で、蒸し用のカゴがない場合は30分200円でレンタルできます。店員の方によると 「季節もんを蒸すのがいいけど、通年だと卵とじゃが(じゃがいものこと)を蒸してバターつけて食べるのが一番おいしいよ」とのこと。施設でも野菜や海産物、卵などを販売しているので、手ぶらでもOKです。
私は仕事に詰まった時などに、小浜温泉を訪れ、蒸したての温泉卵を食べながら足湯に浸かり、沈む夕日を見ながらゆっくりと考え事をします。足湯なので、そのままPC作業することもしばしば(落とさないようにする必要はありますが……)。
ゆっくりと沈む夕日を見ていると、ついつい時がすぎるのを忘れてしまうような、非日常体験。みなさんも味わってみませんか?
小浜温泉でしか体験できない特別なひとときを。ぜひ一度訪れてみてください。
【小浜温泉、ほっとふっと105関連サイト】
小浜温泉観光協会YouTube
ながさき旅ネット