静岡に嫁に来て7年。何度体験しても驚くのが正月明けのさいと焼き。
すごくないですか?
私はおたき上げのような行事って神社で人知れず行われるものだと思っていたので小山町に来てビックリ。この風景が町内の各地区で見られます。
中央はドラム缶の中に竹をいれて背を高くしています。
竹を燃やすので「バチバチバチ」と、とっても大きな音が響き渡るのです。
ちょっと大きな声で話さないと、隣の人の声が聞こえない。そんなちょっとした不便さを感じる事が出来る昔からの行事ってやっぱりいいなって思います。
火は高く燃え上がり、竹の葉が寒空に舞います。
このさいと焼き、人によって言い方が違うのも特徴のひとつ。
さいと焼き・どんと焼き・ドンドン焼き。何が違うのか長老に尋ねても分からない。「言い方が違ってもやることは同じだよ」と大切な事も教えてもらいました。
しつこく質問したら「どんと焼き」は高齢の人、若い人は「さいと焼き」という傾向があるらしいです。
さて、ドンドン焼きは誰が使うんですかね?
そして、炎が小さくなったら子どもたちの出番!
長い竹串に刺したお団子をアルミホイルで巻いて焼きます。これを食べると一年健康でいられるそうです。
高齢化と、都会への若者流出でこういった地域イベントは実は継続するのは難しいのではないかと思う昨今。
特別なようで特別ではない、マニュアルのない地域イベント。まずは参加する形で応援したいと思います。