挑戦者求む!落ちたら即刻海にドボンな50mの綱渡り。レインジャー大会を制覇する者は現れるのか?【長崎県壱岐市】

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大会ポスター

鍛え上げたその腕で渡りきるのだ!

漁港にかかる50mの綱渡り。使えるものは己の鍛えた腕だけ!そんなシンプルな大会に熱狂する人々がここにいる。その大会の名は「夏☆夢☆祭〜海上レインジャー大会〜」だ。

真夏の太陽が降り注ぐ2023年8月14日。会場である長崎県壱岐市芦辺町芦辺浦港内ではお盆の帰省に合わせてレインジャー大会が行われた。

こんな大会会場、見たことある?

漁港対岸それぞれにクレーンを装備したユニック車を1台ずつ配置。直径約8cm、全長約50mのロープが張られ、挑戦者たちを待ち構えた。事前の申し込み者が45名、当日の参加者が15名、合計60名が己の鍛えた腕を披露するこのシンプルな大会に挑んだ。

港の対岸にユニック車が置かれ、綱が張られる
綱まではフォークリフトのエレベーターで向かう
頼れるのは己の腕の力のみ!

いざ復活!戦いの火蓋が落とされた。

昭和50年代から始まったこの大会は、ここ数年他イベントの増加や感染症の流行により未開催の時期を経て今年復活したのだ。

感染症流行前の2019年から4年ぶりの開催で、強者達からは「我こそは制覇してみせる!」という意気込みを感じた。

しかしながら今年の最高記録は14.3mと全長の3分の1にも満たない、なかなか渋い結果となった。

本大会に初挑戦した松尾シキ(まつお・しき)さん(23)は、自身がシェフを務める食堂のTシャツを着て戦いに挑んだ。

結果は3.5mと大会の難しさを象徴する記録となった。「予想通り難しかったけど楽しかった。来年も挑戦したいのでトレーニングします!」と来年に向けての抱負を語ってくれた。

大会に参加した松尾さん

このシンプル且つストイックな大会を制覇する強者を来年こそみたいものである。我こそはと思う方はぜひ挑んでほしい。

(※写真はすべて8月14日筆者撮影)

藤木彩乃

藤木彩乃

長崎県壱岐市

編集部コミュニティマネージャー

福岡県生まれ、沖縄県宮古島育ち、長崎県壱岐島在住。
けしごむはんこ「あやとりや」という屋号で作家活動をしています。最近はサーフィンと植物/野菜を育てることにハマってます。

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