始まりは子熊の保護。昭和28年から続く山形県内唯一の救護メインの河北町児童動物園【山形県河北町】

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山形県河北町の町役場の一角にある山形県内唯一の動物園、「河北町児童動物園」。

ここでは、ウサギやクジャクなどの動物を保護し繁殖も行っています。今回は、商工観光課に所属する動物飼育員の富樫花栄(とがし・はなえ)さんに動物救護活動の話を伺いました。

河北町児童動物園は、小さい動物園でありながら行けば自然と楽しくなり、いつの間にか夢中になってしまっている場所です。少し離れたところには公園も併設されており、日中は小さい子たちが元気いっぱいに遊んでいます。

河北町児童動物園の始まりは、昭和28年のとあるきっかけだそう。現在、河北町役所が建っている場所は元々は谷地(やち)保育園が建っていました。当時、保育園の園長が子熊を助けて園内で保護したことでそれから保護動物が増えていき、保護動物園となったのが始まりだそうです。

現在は、保護された動物を救護する施設に変わっているようです。

救護は、想像通りとても大変なようです。「動物園内にいる動物のほとんどが救護動物のためお世話が大変だ」と富樫さんは言います。富樫さんの話では、動物が救護される理由が鳥類は羽の怪我・交通事故が多いそうです。その他の理由は、親とはぐれてしまうことが多いとのことでした。

自分の子供のように健康管理一番で救護していく中で「小さかった子が元気に育ってくれたことや怪我した子たちが元気になって野生に復帰してくれたことがとてもうれしい」と富樫さんは話してくれました。取材をしている中で筆者にもその気持ちがすごく伝わってきました。

河北町児童動物園は、令和7年にリニューアルします。

そのことを踏まえて富樫さんは、「動物たちと親しむことができて共存できる動物園にしたい!」と楽しそうに言いました。どんな動物園になるのか楽しみです。

情報

河北町児童動物園

住所:山形県西村山郡河北町谷地戊(やちぼ)81
電話番号:0237-73-5162
営業時間:24時間(年中無休)
入場料:無料

公式WEB:https://www.town.kahoku.yamagata.jp/soshiki/shoko/kankousinkou/3343/744.html
X(旧Twitter)およびInstagram:@kahoku_zoo


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「ローカリティ!スクール」は、地元を愛する全国各地の学生さんと共に「その土地をふるさとと想う人の輪」を広げていくプロジェクトです。

今回は、山形県惺山高等学校クリエティブコース3年生のデジタルコミュニケーションの授業を「ローカリティ!」を運営するイーストタイムズが担当させていただき、ワークショップを実施しました。生徒の皆さん自身が、自分の一番好きな山形の「モノ・人・場所・体験」を自ら発掘、取材をし、記事制作を行いました。

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生徒さんのフレッシュな視点で綴られた、地元愛爆発の素敵な記事をご紹介します!

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