愛され続けて40年。サービスが絶品!あふれる人情味が魅力のラーメンハウス協和【秋田県大仙市】

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▲近くの川ではイワナ・ヤマメなどが釣れるが、ここで遊漁券を販売している

筆者の地元である秋田県大仙市協和船岡には、協和スキー場だけでなく「協和温泉 四季の湯」や「からまつ山荘・東兵衛温泉」といった温泉施設が存在するが、とりわけ地元の人々に40年以上愛され続けているラーメン屋さんがある。それが今回紹介する「ラーメンハウス協和」だ。

▲ゆったりとしたスペースが特徴。

筆者は休日にしばしば温泉「四季の湯」を利用するが、ふと思い出した時に近くのこの店でラーメンを食べたくなる。そんなお店だ。店内はカウンター席と座敷があり、非常にくつろぎやすい空間となっている。

店主の小笠原栄子(おがさわら・えいこ)さんは非常に気さくな方でインタビューに快く応じてくれた。そこで筆者は長続きの秘訣を小笠原さんに尋ねてみた。

 ラーメンハウス協和は1982年(昭和58年)から営業しており、ラーメンや餃子に使われるニンニクや野菜は全て自家製で、小笠原さんが丹精込めて育てている。時折秋田市内から息子さんが店と家の手伝いに来ており、私も一度会った事がある。チャーシューは肉屋から調達しており、特に春キャベツは水抜きが大変だそうだ。

▲小笠原さんが自家製野菜を作っている畑
▲ニンニクの収穫風景も特別に見せてもらいました!

小笠原さんが意識してやっている事は、「こんな山奥なのにわざわざ遠くから来てくれてとてもありがたいから、一生懸命においしく料理している」とのこと。

▲ラーメンと小鉢のセット。小鉢はその日によってメニューが変化する。

一通りインタビューを終え、筆者は味噌チャーシューを頼むとラーメンだけでなく山菜や漬物などの小鉢も一緒についてきた。どれも非常に美味しく、チャーシューも食べ応えがあった。スープも刺激がなく優しい味でどこか懐かしい気分になった。なお小鉢は全てのラーメンにセットになっていて、千円以内でお腹いっぱい食べられる。

グルメ志向が高まり、原材料の高騰が続く昨今の飲食業界においてこれだけリーズナブルに食べられる店は滅多にない。ちなみに取材当日は餃子を1枚サービスしてくださった。

▲ラーメンハウス協和のメニュー。
▲餃子はテイクアウトが可能であり、自宅でも美味しく食べられる。
▲定番のワラビ

筆者が食事を終え帰る際に、なんと小笠原さんが気前よく笹巻きをプレゼントしてくださったのだ!笹巻きとは秋田の郷土料理の一つで、もち米を笹の葉で巻いて、い草で結んで蒸し上げたもの。県内各地で作られており、全国的には「ちまき」の名称で呼ばれている。とことんサービス精神旺盛で気持ちのいい方だ!こうもサービスが良いと、何度でも訪れたくなるお店である。

▲お母さん特製の笹巻き。これはメニューにないものである。
▲余談だがお店の裏にはいけすがあり、多数の鯉が飼育されている。この日もエサを求めて筆者に近づいてきた。

人情味あふれる昔ながらのラーメン屋さんにドライブや旅の途中、温泉帰りに是非立ち寄ってみてはいかがだろうか?

店舗情報

「ラーメンハウス協和
TEL: 018-893-2758
住所 :秋田県大仙市協和船岡字中庄内上段64-1
※夜の営業はしていませんが、宴会など夜の時間帯の営業は予約にて対応しています

亀田健太

亀田健太

秋田県大仙市

第7期ハツレポーター

1995年生まれ。生まれも育ちも秋田育ちで、大学時代に観光学科に所属してました。ローカリティ!の一員として秋田の魅力を発信していきます。

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