私がお正月に作るもの!
といえば、母もババ(祖母)も作っていた「生タラの子のでんぶ」。
「タラの子」と言っても、どこのスーパーでも売っているピンクのアレではない。アレはスケトウダラの卵。タラの子とは、マダラの卵。なかなかのグロさ。
そして「でんぶ」とは、きんぴらごぼうを指す。「田夫(でんぷ)」と呼ばれる田んぼ仕事をする人が、泥で汚れた茶色っぽい色合いが由来だと、とあるインターネットのサイトで見つけたけれど、「きんぴら」との関係はよくわからない。とにかく、昭和4年生まれの私のババは、きんぴらごぼうを「でんぶ」と呼んでいた。
本題の「生タラの子のでんぶ」というのは、でんぶを作って、仕上げにタラの子を投入してグツグツさせたもの。タラの子のほろほろした食感と深い味わいのでんぶだ。
まずは、でんぶを作る。かまぼこや糸こんにゃく、レンコンなどを入れると、いろいろな食感と味が楽しめて良い。味付けはもちろん秋田県民なら誰でも知ってる「味どうらく」。あとは酒、みりんなどをお好みで。
生タラの子をわしづかみにしてしごく! たまごに火が通るまでグツグツしたら出来上がり!
炊き立てのご飯のおかずによし、日本酒のあてによし。大量に作ったけど、コロナ禍で誰も我が家に来れないから、半分は冷凍して、とりあえず一杯やろう。もちろん日本酒で。うぃ〜🍶
※マダラのオスの白子は「ダダミ」という。新鮮なものは刺身で。天ぷら、煮込みなど、臭みなく、クリーミーな味わいで絶品だ。食べる機会があったら、レポートしますね。乞うご期待😙