天空の棚田を額装のように彩る彼岸花|鹿里の棚田を息子と一緒に肩車でお散歩【福岡県八女市】

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福岡県八女市星野村には鹿里(ろくり)の棚田があります。9月下旬から10月上旬にかけては稲穂と彼岸花の共演を見ることができます。展望所からは棚田を一望でき、天空の里を見渡せるポイントとしても楽しむことができます。斜面を登り下りして、間近に棚田を見られるので、より棚田の息遣いが聞こえてくるようでした。

<展望所からの眺め>

棚田は日本の原風景とも思える場所です。300万年前の湖成層が基盤岩となって存在し、斜面を利用し石を積み上げて棚田としています。

2024年9月21日(土)~22日(日)に棚田展望所で「鹿里彼岸花まつり」が開催される予定でしたが、雨のため中止となってしまいました。

そこで日を改めて彼岸花を見にいきました。

展望所からは、鹿里の棚田全体を見渡すことができ、その美しさに声が出ました。目の前には柵があるので、4歳の息子を肩車して、私より高い目線でその景色を楽しんでもらいました。「たか〜い」と声を上げていました。

<展望所には車が数台止められる駐車場がありました>

下を見ると細い道があり、そこから展望所の下に降りていくことができます。せっかくなので肩車をしたまま降りていきます。下り坂なので膝や足に負担がきましたが、なんとか下まで降りられました。ここからは上り坂の斜面になっているので、息子と並んで歩きました。

間近で棚田を見たのは初めてでした。しっかりとした石積みは、長年維持保存されてきたように、コケや植物たちが自然の接着剤のように固めてありました。水路を流れる音、虫の声が自然のBGMになって歓迎してくれるようでした。

棚田の斜面や淵には、彼岸花が咲いています。今年の猛暑や雨の影響もあったのか、この日は満開ではありませんでしたが、そこかしこに咲いていました。

<しっかりとした石積み>
<ネコジャラシと彼岸花>
<咲いた彼岸花とつぼみも>
<稲刈りのあとの彼岸花>

今回は稲刈り後だったので、稲穂と彼岸花の共演は見られませんでした。それでも空の青と彼岸花の赤いコントラスト、植物の緑と彼岸花の赤い共演は美しいものでした。

<この青と赤が見たかった>

訪れたタイミングによって棚田の景色は変わります。地域づくり委員会の看板によると、棚田に咲く彼岸花、道路沿いのアジサイの花もきれいとのこと。冬の棚田、春の棚田、夏の棚田、秋の棚田、それぞれにしか見られない景色を見にいきたいものです。

*写真は全て執筆者が2024年9月に撮影したもの

情報

鹿里の棚田展望所

住所:福岡県八女市星野村鹿里地区
鹿里棚田公式アカウント:https://www.instagram.com/rokuritanada_official

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久田一彰

久田一彰

福岡県八女市

第8期ハツレポーター

福岡県福岡市出身。
取材を通じて、そこにあるヒト・モノの魅力・ストーリーをお伝えします。

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