江迎・世知原の歴史と自然と温泉を巡る佐世保北部ドライブコース【長崎県佐世保市】

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江戸時時代、平戸松浦家のお殿様が参勤交代の際などに宿泊されていた「江迎(えむかえ)本陣跡」から現代の建築家、黒川紀章氏設計による宿泊施設「山暖簾(やまのれん)」までをめぐる、森林浴にもってこいのコースをドライブしながら回ります。新緑と紅葉シーズンは格別の景色に出会えて絶好の森林浴が楽しめます。

佐世保観光の起点 JR九州とMR(松浦鉄道)の発着地点佐世保駅。 お気に入りの車で出発しましょう。

深い歴史がそのまま残る、江迎本陣跡と潜龍酒造

江迎本陣跡は江戸藩主の参勤交代等の往路第一夜、復路最終夜の宿泊本陣として利用されてきました。 本陣の形態をそのまま保存しているのは県内でも他に類がなく貴重なものです。 

敷地内には、1688(元禄元)年、平戸藩主の七浦奉行を務めていた初代山下庄左衛門が藩命により酒造業を営み始めてから現在で13代続く潜龍(せんりゅう)酒造があります。

春の陣と秋の陣の毎年2回、蔵開きのイベントが開催されています。お酒好きにはたまりません。 ただし、運転手さんはお土産を購入してお家に帰ってからゆっくりと楽しんで下さい。

逆さ新緑、逆さ紅葉が見られる寿福寺

江迎本陣跡から車で5分ほどで到着。

1582(天正11)年に早岐に創建し、1635(寛永12)年に松浦藩主の祈願寺として現在の場所に移築いちくされた寿福寺(じゅふくじ)。 京都の庭師による庭園は見事で初夏は逆さ新緑、秋には逆さ紅葉が期間限定で(有料)されています。

白岳自然公園で自然を楽しんだあとは風の高原ギャラリー&Cafeでお茶を

白岳(しらたけ)高原では四季折々の美しい自然を堪能することができます。白岳は標高373m、その頂上からは伊万里湾、平戸の瀬戸、九十九島、五島列島が一望できます。白岳湖の周辺にはキャンプ場(オート・フリーサイト・常設テント)をはじめ、遊具のそろった冒険の広場・多目的広場などがありアクティブに楽しめる施設が充実しています。

徒歩5分で、高原の入口にあるカフェレストラン風の高原ギャラリー&Cafeに到着。
建物の中ではキャンプ場の受付、物づくり体験の受付も行っています。
かわいいうさぎさんの里親も募集中です。

世知原の「おいしい」が売られてる、国見の郷

世知原町(せちばるちょう)の生産者市場です。おすすめはTVでも紹介された特製真弓肉屋のおじちゃん揚げサンドです。 マッシュポテトとハムサラダをパンに挟んで揚げてあり、この味を目当てに世知原を訪れるまで出かける人も珍しくないとか。

ここでは地元のお米や野菜、お茶、手作り雑貨まで販売されています。 特に世知原茶は蒸し製玉緑茶と言われ渋みが少なくまろやかな味わいが特長です。蒸し製玉緑茶は 全国の緑茶生産量の4%程度しか生産されない希少なお茶です。

旅の終わりは温泉とお土産。天空の宿「山暖簾」

建築家黒川紀章氏の総合プロデュースにより建築された標高350mの県立自然公園の中に 位置する宿泊施設。日帰りでの利用もできます。温泉につかり世知原の雄大な景色を堪能できます。 お食事場所やお土産屋さんも併設していますのでお買い物もできます。

車で10分ほどで世知原茶のモニュメントに到着。これで世知原ともお別れして佐世保市内へ戻ります。お疲れ様でした!

情報

江迎本陣跡
見学時間: 平日9:00〜16:00 土日祝日 10:30〜16:00(前日まで予約・有料)
参考)佐世保市のガイド「海風の国トリセツ」

潜龍(せんりゅう)酒造
見学時間:事前予約が必須。お問い合わせは0956-65-2209(潜龍酒造株式会社)まで

(山口紀子さんの投稿)

ローカリティ! 佐世保小値賀

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「ローカリティ!佐世保・小値賀」は、公益財団法人佐世保観光コンベンション協会様・株式会社ゼンリン様そして弊社、合同会社イーストタイムズの3社が協同で行った「『海風の国』魅力発掘発信ワークショップ」をきっかけに始まりました。
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