江戸時代から続く街道の難所、 峰坂(みねのさか)【長崎県佐世保市】

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佐世保市峰坂町(みねのさかちょう)に江戸時代から続く街道の難所、峰坂(みねのさか)という坂があります。

由緒ある場所で、石垣が周りの景色に溶け込んだ美しい景観ですが、住人にとっては決して魅力的とは言えない現実を抱えています。佐世保の特徴的な地形である数多くの坂道の中で、最も有名、かつ、坂道がもたらす現実を肌で感じ取れる場所と言えます。

「坂の長崎」という言葉がよく知られていますが、佐世保も湾の周りを山で囲まれていますので、至る所に坂道が見られます。

その中で、市の広報誌に写真がよく掲載される峰坂町の坂道は、江戸時代に平戸から彼杵(そのぎ)まで続く「平戸往還(ひらどおうかん)」と呼ばれる街道の最大の難所となっていました。傾斜17.5度の、急勾配の坂道が延々と続きます。

坂に沿って住宅がありますが、買い物は下の商店街まで下り、そして上って来なければなりません。若い時には体力づくりになりますが、高齢になると病院へ行くのも大変。家族の介助を得ながら上り下りをすることになります。

佐世保を訪ねる方は、是非、一度でいいので坂道の上り下りを体験して下さい。平たい所での生活の有りがたさを感じられるでしょう。

なお、ここは映画「坂道のアポロン」の1シーンに取り入れられています。

松尾 敏明さんの投稿

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