
たまたま訪れた場所に一面に咲く菜の花が!星の数ほどの菜の花でできた黄色のじゅうたんに理屈抜きに感動しました!いよいよ本格的な春の到来。そしてその地は「生命体としての地球」を感じさせる特別な場所でもありました。
菜の花ってこんなにも美しくすばらしい!

「菜の花」がまるでじゅうたんのように咲き誇っているこの場所、一体どこでしょう?
どこかの高原かなにか、有名な観光地で撮影したと思われる方もいるかもしれません。実はここ、茨城県と千葉県の間を流れる日本で2番目に長い川、流域面積では日本最大の川である利根川の堤防付近です。
菜の花の香りを運ぶ春のそよ風を感じながら、そしてそのそよ風に小刻みに揺れるあざやかな黄色のじゅうたんを目前に見ながらこの地を散歩したのは今回が初めて。これだけの数の菜の花を目の前にすると、ほんと理屈抜きに感動してしまいます。
毎年この時期には、星の数ほどある菜の花が一斉に咲き乱れ、本格的な春の訪れを感じさせてくれるのですね。こちらの菜の花の群集エリアは1km以上も続いていました。

川が生きているから出来た場所
ちなみにこの撮影場所、スマートフォンで地図を見たら、利根川の南側で千葉県のはずなのに、住所は「茨城県取手市」となっています。なんとここは千葉県我孫子市と利根川に囲まれた茨城県取手市の「飛び地」なのでした。

上の地図(出典:国土地理院ウェブサイト(https://maps.gsi.go.jp/)の地図を加工して作成)の黒い点線が、茨城県と千葉県の県境。この黒い点線の上(北側)は茨城県、下(南側)は千葉県になります。
そしてこの県境はほとんどが利根川の上を通っていますが、中央の一部分だけ利根川の南側を通っています。これは利根川が昔この点線に沿って流れていたからなのでした。
その昔、利根川はしばしば蛇行していた部分の流れが短絡して直線状に変わり、その結果、元の流れの部分は「三日月湖」となって川から離れた場所に水域を残すことになりました。
その際堤防は決壊し大きな水害をもたらしていたため、明治の末期から大正にかけて、利根川のこの部分を大改修して流路が変更されたというのです。
その過去に利根川本流だった「三日月湖」にあたる水域は現在以下の写真のとおり。今でも大きな湖となっていました。

人間の日常のスケールとは比較にならない大きなスケールで、河川や大地、地球はまるで生き物のように姿形を変えているのですね。地球も生命体の一つであると感じました。
そしてその地球は、いつの世にも必ず、私たちに春には春の恵みを授けてくれるのです。
このわがままで自分勝手な我々人間に対しても、常に文句も言わずに恵みを与えてくださる「地球さん」。たまにはこの「地球さん」に改めて心から感謝したいと感じました。
もうすぐ桜が満開を迎えるシーズン。今年のお花見は「地球さん」に感謝しながら楽しみたいと思います。
