観光スポットの案内だけじゃない観光案内所【宮城県仙台市】

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秋保・里センター。敷地外から撮影

仙台の奥座敷として知られる秋保(あきう)温泉。かつて、仙台市と山形市を結ぶ街道として栄えた二口街道の道中の湯治場として観光客で発展した。1882年の関山街道が開通すると、仙台と山形への往来の主役の座は関山に移ったが、秋保は温泉地としてその後も多くの人を迎え続けた。

その秋保温泉に、観光案内以外にも楽しめる案内所がある。今回はそれを紹介したい。

秋保電鉄車庫跡地付近に保存されている元仙台市電の車両

秋保温泉は、秋保電鉄の終着駅としても栄えていた

秋保電鉄は、1914年の秋保石材軌道の馬車鉄道として(長町(〜秋保温泉)湯元間)の営業運転から始まり、11年後の1925年に電化され、1944年に秋保電鉄に改称。1961年の廃線まで走り続けてきた。仙台市電による秋保電鉄の直通運転も検討されていたが残念ながら実現には至らなかった。1976年の仙台市電廃止後は、一旦、長崎で活躍し、廃車後は愛好家の手によって保存されており、その無念さを晴らすかのように秋保に仙台市電の車両が保存されていたのではないかと、筆者は考える。

秋保電鉄時代の面影を再現したものが秋保・里センターに多く紹介されている

秋保電鉄が走った頃の体験や見学ができる観光案内所

秋保温泉内にある観光案内所「秋保・里センター」には秋保電鉄時代ならではの懐かしい様子が見られるコーナーがある。

秋保電鉄時代の写真、絵画作品からマッチ箱電車まで多様に展示されていて、観光案内所としては非常に珍しい施設である。老若男女が楽しめるのが印象的だ。

秋保電鉄時代の様子が伺える
「ぼくらのマッチ箱電車」が大きく展示されている

ボタンを押すと走行する電車のジオラマなど、体験型の観光案内所としても楽しめる。ぜひ、体験してほしい。

秋保は温泉だけではもったいない。観光のみならず体験しながら学べるスポットが数多くある。仙台に来て秋保を訪れるのならば、体験型の観光を楽しんでみてはどうだろうか。

※写真はすべて2026年8月25日筆者撮影

参考文献
昭和を走った仙台市電-レールと街並みの今昔物語-(河北出版センター)むかし、秋保まで鉄道が走ってた。(鉄道交流ステーション)秋保・里センターホームページ:https://akiusato.jp

情報

名称:秋保・里センター
住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元字寺田原40番地の7
電話番号:TEL 022-304-9151
開館時間:9~18時(ただし、12/31~1/3は17時まで)
入場料:無料

渡邉貴裕

渡邉貴裕

宮城県生まれ。現在も宮城県仙台市に住んでいる根っからの宮城県民です。趣味は旅行と読書ですが、最近では仙台の街が好きでまち歩きも楽しんでいます。主に仙台を中心とした魅力を発信します。時には市外となる場合もありますので、何卒よろしくお願いします。

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