和歌山県田辺市の秋津のみかんはとても有名である。
個人的には有田みかんより美味しいと思っている。
秋津のみかんは日本一種類が多いらしい。確かに。
早生に始まり、温州みかん、ポンカン、デコポン、せとか、清見など。
本当に美味しいみかんが多い。
その秋津の中心にある「秋津野ガルテン」の運営が実に機能している。
その理由は、まず
①住民参加型の組織であることが大きいと考えられる。
上からの指示を待って動く組織ではなく、自分事として捉えて、
出資までして、積極的にその運営に参画している。
そして、
②住民の参画を促すリーダーの存在。実はこれがとても難しい。
指示命令や強引に誘導するのではなく、とことん議論を促し、
メンバーの中に自然と結論が出るように促している。
これは粘り強く取り組む力、グリッドする力が必要である。
秋津野ガルテンの玉井常貴さんのお話を聞くと、
この2つの存在が垣間見えた。
秋津野ガルテンの運営に対する考え方は、
自治体や企業の組織運営に取り入れてみると面白い。
(喜田洋さんの投稿)