鬼滅の刃に登場する『真菰』はスゴい植物の名前。丹波篠山の耕作放棄地をマコモで埋め尽くし町おこしを!【兵庫県丹波篠山市】

2 min 225 views

マコモ(真菰)は主に沼や川などに群生するイネ科の植物で、種子や肥大した新芽が可食部で、マコモを食することで人体の老廃物や毒素を排出してくれると言われ、食用や漢方薬などに利用されています。茎は古くから神事にも使用され、マコモが生息する場所は、水だけでなく大地や空気も浄化されると言われてます。

マコモはなんと3億年前から現在と同じ姿です。これほど長い間、姿かたちが変わらない植物は他に無いとのこと。そのため、「地球上に初めて誕生した植物はマコモだったのではないか」とも言われています。そのように神聖な植物だからこそ、鬼滅の刃のキャラクターとして名前に使われていたのかもしれません。

また、マコモが発生させるといわれる「真菰菌」とよばれるものを研究すれば、「地球上に初めて生命が誕生した時の神秘を解明できるのではないか」 とも言われるくらい、凄い菌(=微生物)なのです。

マコモは日本各地に自生しており、古事記や日本書紀にも記述があるほど大昔から 日本人にとって身近な植物 です。しかし、近年の開発及び池などの埋め立てなどによりその数は激減しております。

きれいな水で、農薬を使わずに栽培したいということで ①上流かつ水が豊富にあること②周りから隔離されていること ③数ヘクタール規模で集約されていること の3つの条件で、市の協力も得ながら農地を探してまいりました。

条件に合致する候補地はあるのですが、いずれも木が茂るような耕作放棄地ばかりでとても栽培できる状態ではありませんでした。そのうち、荒れ放題の土地ならどこでもいいので、自分たちの力で復元していくしかないということになり、 当初の目的には無かった耕作放棄地問題を解消するというとんでもない目標も掲げてマコモの栽培に取り組んでおります。

地球環境に、生き物に、人にやさしいマコモを丹波篠山から世界に発信していきたいという思いで、社名にあえてJAPANをつけ「真菰JAPAN」として活動をしています。

現在、2箇所の谷全域約5ヘクタールを借り受けてマコモを栽培しております。今後さらに農地を拡大し、丹波篠山の耕作放棄地をマコモで埋め尽くし、スーパーフードの商品開発などを通して、町おこしにつなげたいと思っています。

真菰JAPAN

・公式Web:https://makomo-japan.com/

・オンラインストア:https://suginoki.square.site/

藤井 哲さんの投稿

ローカリティ!丹波篠山

ローカリティ!丹波篠山

兵庫県丹波篠山市

ローカリティ!地域版

「ローカリティ!丹波篠山」は、合同会社イーストタイムズが丹波篠山市と運営する「ローカリティ!魅力発掘発信ラボ」から生まれたハツレポを紹介しています。ワークショップを通じて市民が記者のスキルを習得し、市民しか知らないの魅力の可視化と発信を行うことで、これまで同市がPRしてきた「丹波篠山ブランド」を、より温度感と愛着のある地域ブランドへと昇華させていきます。

1 件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です