「沖縄の自然」がテーマ 沖縄・北谷のクラフトビール醸造所 チャタンハーバーブルワリー【沖縄県北谷町】

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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜

 

沖縄・北谷のクラフトビール醸造所 チャタンハーバーブルワリー

沖縄県中部にある北谷町(ちゃたんちょう)に、オープンから6年目を迎えるクラフトビールの醸造所とレストランがあります。ムーンホテルズアンドリゾーツ株式会社(恩納村)が運営する「チャタンハーバーブルワリー&レストラン」です。アメリカ人が多く、2つのビーチとアメリカンビレッジを有し、オールシーズンで快適な天候に恵まれた北谷町は、まるでハワイをイメージさせます。そんな北谷町にあるヨットハーバーに隣接したチャタンハーバーブルワリー&レストランが提供する価値は、恵まれた立地やその他の環境をいかした「そこでしかできない体験」です。ロゴマークは、船の帆とビールの原料の麦です。

レストランから一望できる海の景色や異国情緒漂う店内の装飾、それに、アメリカスタイルをベースにボリュームある自慢の料理。醸造責任者の眞境名しのぶ(まじきな)さんの取材を通じ、チャタンハーバーブルワリー&レストランでのビール造りは、そうしたものを引き立てるためにあるという印象を持ちました。

近年のクラフトビールブームで、他ブルワリーとの差別化を図るために、クラフトビール造りはより個性的で極端になる傾向にありますが、眞境名さんが目指しているビール造りは、ビール単体での完成度の追求ではなく、他の要素との包括的な体験の追求なのだと感じました。

 

沖縄の気候や自然、歴史をイメージした「チャタンビール」

「沖縄の自然」をテーマにした自慢の「チャタンビール」は、ドリンカブルに(ゴクゴクと)飲めるのが特徴です。沖縄の夏の暑さでぬるくなってしまっても、鮮度が落ちず、おいしさをキープしてくれます。チャタンビールには、コクの強い黒ビールの「スタウト」やガツンとくる苦味の「IPA」などの種類があり、それらの種類は一般的には好き嫌いが分かれますが、「チャタンビールの場合、ゴクゴクと飲めてしまう」(眞境名さん)と、大変好評だといいます。

取材した日(2021年6月23日)は偶然、旧日本軍とアメリカ軍が戦った沖縄戦から76年の「慰霊の日」でした。眞境名さんは「ペールエールという種類のビールにおいて、私たちは『ソラチエース』という日本生まれ・アメリカ育ちの特別なホップを使っている」と、ビールにおける日本とアメリカの関係について話してくれました。

ふるさと納税の返礼品は、定番のチャタンビール6種類(ラガー、ペールエール、IPA、スタウト、ヴァイツェン、ゴールデンウィート)のセットです。このうちスタウトは、「アジア・ビアカップ2016」で、ペールエールは、「インターナショナル・ビアカップ2017」でそれぞれ銀賞を受賞しました。IPAは、「ジャパン・グレート・ビア・アワーズ2019」にて金賞を受賞しています。

 

ビールと食事の「フードペアリング」で沖縄の風を感じてほしい!

チャタンビールの楽しみ方として、眞境名さんは、ビールと料理の相性を考えながら食事を楽しむ「フードペアリング」をオススメします。ビール単体でも楽しめますが、料理と一緒に味わうと、ビールのおいしさが際立つといいます。

「ラガー」はコクがあり、味が柔らかいので、一般的にはビールとは相性が悪いとされる「刺し身」でさえも、ペアリング候補になります。「ヴァイツェン」や「ゴールデンウィート」などの柑橘感があり、やわらかな味わいのベルジャンホワイト系では、スパイシーなカレーと一緒に飲むと、おいしく味わえるといいます。

とはいえ、「チャタンハーバーブルワリー」の店の雰囲気や料理と一緒に楽しむのが、チャタンビールを最もおいしくいただく方法です。ぜひ現地を訪れ、オーシャンビューとともにおいしいビールと料理を堪能して、沖縄の風を感じてください!

栗田宏昭

栗田宏昭

ローカリティ管理者

神奈川県平塚市

第1期ハツレポーター

全米住みたいまちNo.1に選ばれた「ポートランド」で「コミュニティ開発」を学び、「ローカル」の重要性を叩き込まれた。地元の神奈川県平塚市でローカル市民メディア「平塚市民プレス」の立ち上げ経験があり、第二の故郷であるポートランドのカルチャーをクラフトビールと一緒にサブスクパッケージ販売する「桜泥棒BEER」を準備中。