日本で一番面積の広い都道府県といえば、言わずもがな北の大地・北海道である。
イメージしてほしい。北海道の陸地を移動する際に使用する交通手段はなんだろうか。他の県であればバスか電車、地下鉄、タクシーで終わりそうなものの、相手はあの北海道だ。選択肢にはもう1つ、飛行機が加わる。
筆者は人生2度目の北海道にして、道内を飛行機で移動するという機会に恵まれた。
新千歳空港から比較的小さな飛行機に乗り込んだ。窓際の席に着き、フライトの定刻を待った。約45分という短時間のフライト故に、飛行機は北海道上空を低空飛行し始めた。
青々とした連なる山、区画化された畑、町には家が立ち並ぶ様子がよく見える。そして何よりも感動したのは雲と雲の間を滑るように飛行した時に見た景色だ。息をするだけで精一杯だった。この短い時間の中では天国と現世の真ん中を堪能する事ができる。
この光景は乗ったものにしか味わえないものである。
北海道での移動手段に飛行機を加えてみてはいかがだろうか?