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グリーンピースといえば焼売の上にのっていたりピラフやチャーハンに入っていたりするが、その食感はパサパサしたものが多く大抵の子どもはグリーンピースを避けているのではないだろうか?
そんな嫌われ者になりがちなグリーンピースだが、旬は初夏のわずかな時期でこの時期に採れたグリーンピースを新鮮なうちに塩ゆでして食べると驚きの味がするのである。
グリーンピースの爽やかな甘みが口の中に広がり、今まで食べてきたものは一体何だったのかと考えさせられる。
採れたてのグリーンピースの味を知る人は、子どもでも大人でもスプーンですくってどんどん食べ進めていく。
この味を知らない人にしたら「グリーンピースをスプーンですくって頬張るなんて信じられない!」…となるのだが、このグリーンピースのおいしさはまさに生産者や採れたてを入手できる人だけが知る秘密の味なのだ(秘密にしている訳ではないが)。
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旬の味を鮮度が落ちないうちに食べるということはなかなかできないが、旬の味を知らない人にはぜひ知っていただきたいと思うのと同時に、旬の味を知る人には、それは当たり前のようで当たり前ではない最高の贅沢なのだとお伝えしたい。
和中美香さんの投稿