一人ひとりを思いやる、おばちゃんの駄菓子屋。子どもも大人も笑顔でつながる「はじめや」【山形県 山形市】

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「おばちゃん、こんにちはー!」

そんな元気な声が飛び交う山形市にある駄菓子屋「はじめや」。
子どもも大人もおばちゃんとおしゃべりに夢中になる、地域の居場所。

私はなぜおばちゃんがそんなにも愛されているのかが気になりました。
地元の人にとって「はじめや」はどんな存在なのか。

おばちゃんこと山川昭子(やまかわ・あきこ)さんに実際にお話を聞いてきました。

駄菓子を買っている様子

5月の昼下がり、私がお店に立ち寄ったときのことです。犬の散歩中の方がお店の前を通りかかり、自然とおばちゃんと立ち話に。さらに、別の散歩中の方もやってきて、お店の前でちょっとした日常会話が始まりました。買い物をしなくても、気軽に立ち寄っておしゃべりできる「人と人がつながる場所」として、「はじめや」が地域に根付いているのを感じた瞬間でした。

創業は、1968(昭和43)年の8月。なんと今年で58年目を迎えます。

高校を卒業したあと、習い事を始めるか悩んでいたというおばちゃん。そんな迷いの中、酒屋さんの手伝いをするうちに、習い事よりも商売に興味を持つようになったそうです。

また、おばちゃんは子どもが大好きで、その思いから「子どもたちとの約束は破らない」ことを大切にしています。子どもたちが大人を信頼できるように、約束を守る姿勢をずっと貫いてきました。

58年もお店を続けているおばちゃん。これからも元気で駄菓子屋さんを続けていくとのことですが――「こんなに毎日話してるとボケてる暇ないな!」と笑顔で語ってくれました!

ちなみに、おばちゃんのおすすめの駄菓子は…「全部!」おばちゃんの好きなものしか置かないというこだわりも、なんだかおばちゃんらしいですよね。

ぜひ皆さんも「はじめや」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

大宮翼さんの投稿

情報

はじめや
住所:〒990-2441 山形県山形市南一番町8-28
電話番号:023-632-1189
営業時間:12:00~18:00

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

「ローカリティ!スクール」は、地元を愛する全国各地の学生さんと共に「その土地をふるさとと想う人の輪」を広げていくプロジェクトです。

今回は、山形県惺山高等学校クリエティブコース3年生のデジタルコミュニケーションの授業を「ローカリティ!」を運営するイーストタイムズが担当させていただき、ワークショップを実施しました。生徒の皆さん自身が、自分の一番好きな山形の「モノ・人・場所・体験」を自ら発掘、取材をし、記事制作を行いました。

その土地に、何か想いを持てば、
そこはあなたの大切なふるさとになります。

生徒さんのフレッシュな視点で綴られた、地元愛爆発の素敵な記事をご紹介します!

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