淡いピンクが青空によく映える。春の風物詩、満開の桜だ。
宮城県南部柴田郡には、白石川(しろいしがわ)に沿って約8kmにおよぶ桜並木の道がある。
筆者は思った。「一目(ひとめ)千本桜がいかに咲き乱れているのか。そうだ!電車に乗って検証してみよう!」
そうして川沿いを走るJR東北本線船岡駅から大河原駅まで一駅を電車に乗って確かめてみた。
船岡駅から大河原駅まで歩行距離にして約3.6km。桜並木の全長からすると半分以下の距離となる。
16時28分福島行き。電車に乗り込み、窓側へ向かう。船岡駅で降りる人が多く車内は混んでいなかった。
いざ、大河原駅に向かって電車でGO!
<動画>
延々続く桜の道。実はこの区間、桜の開花にあわせて速度低下運転も実施している。
https://www.town.shibata.miyagi.jp/index.cfm/88,38524,c,html/38524/20240404_s01-cleaned.pdf
筆者には普通のスピードと変わり無いように感じたが、季節に合わせて電車がゆっくり走ってくれるとは、何とも粋である。
しかしこの桜並木はいかにして出来上がったのだろうか?
ソメイヨシノを中心とした桜並木「一目千本桜」。その始まりは大正12年と昭和2年に大河原町出身の高山開治郎氏により、1,200本の桜が寄贈、植樹されたことだ。
平成2年には、(公財)日本さくらの会より「さくら名所百選の地」に選ばれた。
また来年、再来年と咲き続ける千本桜を一目見に行ってみてはいかがだろうか?