国、県、市の指定文化財の宝庫！？寒河江市最大のお寺本山慈恩寺【山形県寒河江市】

山形県寒河江市（さがえし）には、本山慈恩寺（ほんざんじおんじ）という旧境内一体が国史跡の大きなお寺があります。寺院内にある文化財の数はなんと60個以上！！古き時代の歴史の数々、緑豊かな境内の自然、私が育ったこの街の観光地である慈恩寺を知ってもらいたく取材しました。

　山形県寒河江市にはさまざまな観光名所がたくさん存在しますが、その中でも一際目立っているのが慈恩寺です。奈良時代の最盛期である746年、聖武天皇の勅命によりインドの婆羅門僧正（ばらもんそうじょう）が開山したというお寺です。取材させていただいた花山祐尚（はなやまひろたか）さんのお話によると、「祀られた仏像や絵などの計60以上が国、県、市指定の文化財に選ばれている」ということです！さらに、「このお寺には仏像だけでなく絵や舞など、日本の歴史から忘れ去られているような、とても貴重なものもたくさんある」とも仰っていました。

　毎年観光客を増やすために、さまざまなイベントを開催しており、「日本だけでなく海外の人からも知ってもらえるように説明を英語にしたりなど工夫をしている」ようです。「これからは、たくさんの観光客が訪れた際、慈恩寺の魅力をたくさん知ってもらえるようにしていきたい」ということでした。

　慈恩寺は建物だけでなく境内の自然も豊かですので、ぜひ山形県寒河江市を訪れた際は立ち寄ってみると良いでしょう。慈恩寺を見学しに行く時、先に「慈恩寺テラス」というガイダンス施設を訪れてみてください。