「甘い香りが口いっぱいに広がって、オレンジ色の果肉がなめらかでとろけるように柔らかい」そんなマンゴーの常識を覆す、この緑色のインディアンマンゴー。ここカオハガン島のあるフィリピンでは、4月~5月に食べごろを迎えます。酸味が強く、朝一番に食べてスッキリ! 暑い日のちょっと一息つきたい午後に食べてスッキリ!できる、毎日食べたい、もう一日に何個でも食べたい、魅惑の南国フルーツです。
このマンゴーは、インドが原産地であることから、ここフィリピンではインディアンマンゴーという呼び名で親しまれています。日本ではなかなかお目にかかることがありませんが、フィリピン国内ではとってもメジャーな種類のマンゴーです。
残念ながらカオハガン島の島内では栽培されておらず、サリサリストア(島内の雑貨店)がセブ島本土から仕入れをし、1つ11円~17円(5ペソから8ペソ)で販売しています。
酸っぱさの中にほんのり甘みがあり、野菜スティックのようなシャリシャリ、サクサクした食感です。この酸っぱさがフィリピンの暑い気候にぴったりなのです。
この緑の皮は熟しても色は変わりません。熟すと果肉は白からだんだんと濃い黄色へと変化していきます。
濃い黄色に近づくほど、甘みが増していきますが、わたしは白と黄色の中間くらいの酸味が強めの熟し具合が好きです。
酸っぱさの中にほんのり甘みのあるインディアンマンゴーは、そのまま食べてももちろん美味しいですが、ヒッポンと呼ばれるピンク色(!)のソースをつけて食べるのが、フィリピン流。
サリサリストアの店主アンドリンによると「小エビ、玉ねぎ、にんにく、ブラウンシュガー、唐辛子、味の素を30分煮詰めて作る」そうです。ピンク色の正体は、小エビのようですね。
少ししょっぱく、ガーリックの風味が効いているヒッポンは、マンゴーの酸味を和らげて、甘みを引き出してくれて、酸味としょっぱさの絶妙なハーモニーが口の中に広がります。
例えるなら、スイカに塩をかけて食べるような、イチゴに練乳をかけて食べるような、味覚に魔法がかけられるあの感覚と似ています。
ちなみにヒッポンは、各サリサリストアのお母ちゃんたちの手作りで、日本のおふくろの味“家庭のお味噌汁”のように、お店(作り手)によって味が少しずつ異なるので、食べ比べもたのしいです♩
「ライスにヒッポンをかけて食べるだけでもおいしい」とアンドリン。
そう言われてみれば、たしかに納得です。
イカの塩辛や海苔の佃煮のように、ごはんのお供にもつまみにもなれる抜群の味です。
地元の人などによると、インディアンマンゴーは、健康にもよく、便通が良くなったりストレスを軽減したりする効果があるということです。
こんなにおいしくて、さらに体にも良いなんて、心も嬉しく一石三鳥くらいの気分です。
私自身まだしっかりと効果は感じられていませんが、日本へ帰国して久々に会う人たちに「若々しくなったね♡」なんて言われちゃうことを期待しながら、今日もインディアンマンゴーをいただきます。
カオハガン島の情報はこちらからご覧いただけます。
◆カオハガン島の紹介動画(2021年2月撮影)
【『なにもなくて豊かな島〜カオハガン島〜』最貧の島が幸せな理由】
https://youtu.be/2AE0rCXFazY
【人生が変わる旅 | カオハガンハウス オフィシャルビデオ | Caohagan House Official Video 】
https://youtu.be/fsCmWzjFdlw
【「私の住むカオハガン島の豊かな1日」 Video by 旅する鈴木】
https://youtu.be/RhcrfWHrfRg
◆ホームページ
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