南の島の職人の世界「ヤシ酒×キルト」

フィリピン、セブ島沖にあるカオハガン島の有名な名産品として「カオハガンキルト」というものがあります。
島のオーナー崎山克彦の妻・順子が島の子どもたちにキルトを教えたことがきっかけで、始まりました。
カオハガンキルトはアメリカや日本のキルトのように幾何学模様ではありません。
島のキルターたちが普段見ている美しい景色を定規などを一切使わずに自由に表現しています。

【作品名:ジュリエットのハイビスカス】

今では、アメリカやフランス、ニュージーランド、韓国などで展示会を開催し、世界的にも評価を受けています。
島のキルターたちが大好きな自分の島の風景を表現したキルトは、「愛の溢れるキルト」として親しまれているのです。

今日は現役では唯一の男性キルター、エルニンを紹介したいと思います。
エルニンは現在63歳。
昔はヤシ酒職人、今はキルターと、2つの職人の顔を併せ持っています。
ヤシ酒とは、地元の人によればヤシの新芽を削いで、出てくる液にマングローブの皮をはいで乾かして粉にしたものを入れることでできるお酒で、朝つくったお酒は夕方にはお酢になってしまうそうです。
アルコール度数は高くないのですが、年配の男女が、健康のために飲むお酒です。
カオハガン島にはもともとヤシ酒を作る技術を持った人はいなかったのですが、他の島から大工の仕事のためにカオハガン島に来て、そこで恋に落ちて島の女性と結婚したエルニンは、カオハガン島で唯一のヤシ酒職人になりました。

エルニンは、朝になるとひょいひょいっとヤシの木に登り、入れ物にヤシ酒を入れて降りてくるのだそうです。
今は現役を引退してしまったので、その姿を見ることはありませんが、彼のヤシ酒職人としてのプライドを彼のキルトから見ることができます。
ヤシ酒職人として活躍していたエルニンだからこそ作れるキルトがあるのです。
それは、上から見たカオハガン島の様子です。

【作品名:椰子の上からのカオハガン】

躍動感のある、力強い作品ですよね!

このキルトを見たとき、なんだかヤシの葉がやけに長いと思い、エルニンに、「もしかして、これはヤシの木の上から見たカオハガンの村の風景なの?」と聞くと、
「そうだよ。」
とそっけない返事。
ヤシの木を上から見渡すと、遠近法でたしかに幹が短く見えるはず。
でも、そんなことは当たり前とばかりに、きちんと説明してくれないエルニン。
職人は多くを語らないのかもしれません。
今日もエルニンはラジオを聞きながら、黙々とキルトに向かい、彼の職人魂のこもった作品を仕上げています。

【キルトに向き合っているときのエルニンの横顔は真剣そのもの】

《カオハガンキルトについての詳細はこちらをご覧ください。》

https://caohagan.thebase.in/about

《カオハガンキルトはオンラインショップでも購入できます!》

https://caohagan.thebase.in/

《カオハガン島の情報はこちらからご覧いただけます。》

◆カオハガン島の紹介動画(2021年2月撮影)
【『なにもなくて豊かな島〜カオハガン島〜』最貧の島が幸せな理由】
https://youtu.be/2AE0rCXFazY
【人生が変わる旅 | カオハガンハウス オフィシャルビデオ | Caohagan House 】Official Video | フィリピン セブ カオハガン島
https://youtu.be/fsCmWzjFdlw
【「私の住むカオハガン島の豊かな1日」 Video by 旅する鈴木】
https://youtu.be/RhcrfWHrfRg

◆ホームページ
http://www.caohagan.com/

◆facebookページ
https://www.facebook.com/NgoCaohagan/

◆instagram
https://www.instagram.com/caohagan_island

◆大好評!オンラインコミュニティ
https://community.camp-fire.jp/projects/view/338306

◆オンラインショップ
 https://caohagan.thebase.in/

カオハガンハウス

フィリピンカオハガン島/第2期ハツレポーター

セブ島から船で約1時間、手つかずの自然に包まれた、東京ドームと同じ広さの小さな島。島民約700人が、豊かな海洋の自然のなかで、その恵みをいただき、必要以上の量を採らず、それを皆で分かち合う、そんな暮らしをしています。
そんな島に嫁いだ佑子とよしえ、長期滞在中の佐和子が島で見つけた驚きを発信していきます!
よろしくお願いいたします。