日本一低い3メートルの山、日和山。山開き登山の有志たちの結束力は無限大!【宮城県仙台市】

2 min 586 views
▲蒲生干潟の近くにある日和山。ここがフィニッシュポイント

 2024年7月7日、宮城県仙台市宮城野区蒲生(がもう)にある標高3メートルと、日本一低い山と称される日和山(ひよりやま)にて山開き登山が開かれた。毎年7月第1日曜日に開かれ、この日は梅雨晴れの炎天下の中で行われた。閉校した中野小学校の跡地に整備された、なかの伝承の丘から日和山まで歩くルートで設定されている。

元々は人工の6.05メートルの山として築かれ、国土地理院の調査のもと、1991年に日本一低い山として指定された。しかし、1997年に標高4.5メートルの天保山(大阪府大阪市港区)にその座を奪われた。

ところが、東日本大震災で被災した際に削られ、その3年後の2014年に標高3メートルだったため再指定を受けた。再指定から10年を迎えた日和山に県内外から約100人程の登山客が登頂を目指してやってきた。富士山にも負けないぐらいの人気ぶりである。

きっかけは蒲生の元住民たちの有志のもとで交流を深め、より多くの人たちに知ってもらいたいという狙いで「中野ふるさとYAMA学校(代表・佐藤政信さん78・宮城野区)」の活動を2014年に始めて現在に至っている。今回は記念すべき10年目の開催となった。

現在は工業地帯となったものの、元住民たちの蒲生や日和山に対する思い入れと結束力が強く、無限大に伝えようとする姿勢が伝わってきた。富士山の山開きに負けないぐらいの誇りをもっている。

▲今回は名簿ではなくアンケート形式で受付が行われた(翌年の資料にて伝えることを目的としている)

▲裏にも質問が設定されていた

▲開会時に中野ふるさとYAMA学校の佐藤政信さんから挨拶

▲2016年に閉校した旧中野小学校に伝わる「中野小太鼓」演奏の披露が行われた

▲登山前に出発点となった「なかの伝承の丘」にて準備体操する人たち

▲中野小太鼓の演奏に合わせて登山客は、いざ出発した

▲高砂神社にて無事登山できるよう祈るよう参拝する人たち
▲少し遠回りして蒲生を散策
▲ここが日和山の玄関口
▲登山客は遭難することなく無事登山を終え、万歳三唱
▲蒲生なかの郷愁館(杜の都バイオマス発電所1階に2024年3月3日開館)では東日本大震災前の日和山の姿を描いたジオラマが展示されている
▲登山すれば登頂証明書がもらえる。(高砂市民センターもしくは同市民センターからの郵送も受け付けている)
渡邉貴裕

渡邉貴裕

宮城県仙台市

第3期ハツレポーター

宮城県生まれ。現在も宮城県仙台市に住んでいる根っからの宮城県民です。趣味は旅行と読書ですが、最近では仙台の街が好きでまち歩きも楽しんでいます。主に仙台を中心とした魅力を発信します。時には市外となる場合もありますので、何卒よろしくお願いします。

1 件のコメント

  1. 仙台生まれの仙台育ち
    仙台でしか生活したことがありません☺️
    なのに仙台の事知らなすぎと思ってました!
    今日は素敵な情報に出会えて
    良かった👍
    ありがとうございます
    まず、昔小学校の遠足や家族で何度となく行った野草園🌿姉と行ってみたいと思います!
    その後は日和山行きます🙋

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です