世界初⁉こけし自動販売機が誕生~伝統工芸の新たな挑戦とは【福島県猪苗代町】

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(撮影日:2024年8月7日、筆者撮影)

福島県猪苗代町中ノ沢温泉発祥の「中ノ沢こけし」が、世界初のこけし自動販売機に登場し、中ノ沢温泉の新たなスポットとして、注目を集めている

(撮影日:2024年8月7日、筆者撮影)

中ノ沢こけしは、その独特な風貌(ふうぼう)から「たこ坊主」の愛称で親しまれている。ギョロっと見開いた目、しっかりした獅子鼻、そして目の周りの赤みが特徴だ。このユニークなデザインは、大正時代に流れ木地師だった岩本善吉が考案したものである。

(撮影日:2024年8月7日、筆者撮影)

しかし、中ノ沢こけしは長らく、福島市土湯温泉発祥の「土湯系」こけしの亜流とみなされてきた。しかし、その特徴や歴史の独自性が評価され、2018年に「中ノ沢系」として独立が認められた。これは、地元にとって30年来の悲願であった。

(撮影日:2024年8月7日、筆者撮影)

中ノ沢こけしは、その独特な風貌と歴史的な背景から、多くの人々に愛されている。自動販売機の登場は、中ノ沢こけしの新たな章を開くものであり、伝統工芸の継承と発展に大きく貢献することが期待される。今後も、中ノ沢こけしは、多くの人々に愛され、その魅力を世界に発信していくことだろう。

昆愛

昆愛

福島県郡山市

第4期ハツレポーター

埼玉県川越市出身。前住地は山形県鶴岡市。会社員のかたわら、地域資源の掘り起こしとその魅力発信活動に取り組む。2023年、「誰もいなくなった町。でも、ここはふるさと~原子力発電所と共存するコミュニティで“記憶”と“記録”について考える【福島県双葉郡富岡町】」で本サイトのベスト・ジャーナリズム賞を2年連続受賞、また、天文活動の報告・交流等を目的としたシンポジウムでの発表「東日本大震災における津波で被災した月待塔の追跡調査について」で渡部潤一奨励賞受賞。

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