長崎新地中華街にある喫茶店「COFFEE SHOP 異人館」の「ミルクセーキ」
ミルクセーキといえば、「ストローで飲む」というのが一般的ではないでしょうか?しかし、長崎市内の喫茶店でミルクセーキを注文すると、スプーンが付いてきます。何と、長崎市民にとって、ミルクセーキは食べものだったのです。
新地中華街にある老舗の喫茶店でミルクセーキを注文
長崎市内の喫茶店「COFFEE SHOP 異人館」は、開店30年を超える老舗の喫茶店です。観光地として人気の新地中華街にお店があります。新地中華街は、毎年2月に約15,000個のランタンが飾られる、人気イベント「長崎ランタンフェスティバル」が行われる場所です。
長崎市内のミルクセーキ事情を知ろうと、昼すぎにお店を訪れた筆者。メニューを開き、550円のミルクセーキを注文。カウンターに座っていたので、作る様子を一部始終目撃しました。まず、ガラスの器を冷蔵庫から取り出します。次に大きなパックを冷凍庫から出し、アイスクリームディッシャーで5回、アイスをすくいだし、器へ盛りました。上にさくらんぼをのせて、ミルクセーキの出来上がり!
スプーンとともに登場した「ミルクセーキ」
運ばれてきたミルクセーキにはスプーンがついていて、ストローはありません。色はバニラアイスと同じですが、角張っていてかき氷のような形状です。食べてみると、味はバニラで、シャキシャキっとした食感があります。アイスよりもさっぱり感があります。夢中になって食べ進めていると、「頭がキーン」とかき氷を食べたときに感じる頭痛が…5分ほどでペロリと完食。
店員によるとミルクセーキはマスターの手作りで、シャキシャキ食感を出すために氷を細かくして、ほかの材料と混ぜているそう。器を冷やしてくれているので、最後までシャキシャキ感を味わうことができました。
長崎ではミルクセーキは飲み物ではなく、食べ物でした。
写真は全て2024年1月29日筆者撮影