「あの、茶色い長いの何か分かりますか?
あれ、全部ベンチなんですよ。まず、あんな長いベンチどこの駅に行っても見えないですよ」
と、向かいのホームを指しながら橋本市観光ガイドの北本一美さんは言う。
和歌山県のJR高野口駅は歴史が長く、建物も古くてレトロだ。
100年近く前の建物だそう。
いかに古い建物かを説明する為に、あのベンチを紹介してくれた。
今時のベンチとは全然違うのだ。
たしかに、あんなに長いベンチを私は今まで見たことがない。
30人、40人?頑張れば50人は座れるかも。
あのベンチを見た時、京都銀行のCMを思い出した。
どんなCMかというと
おでんのちくわを取ろうと思ったら長くてなかなか抜けない。そして
「ながーーーいお付き合い、京都銀行」
というセリフが流れる。
関西の方で高校野球ファンならご存知だろう。
高校野球、夏の甲子園の試合中流れるCMだ。
このベンチ、いつか京都銀行のCMに採用されんかな?
「ながーーーいベンチだよ。高野口駅」
(花谷直子さんの投稿)