沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。
久米島は、沖縄本島から約100キロのエメラルドグリーンの海に囲まれた島です。
「南島食楽園(なんとうしょくらくえん)」は、久米島を訪れた観光客が食事をする場所を作ろうと約20年前に久米島海洋深層水開発株式会社によって開業されました。今では地元の人達と観光客の両方が賑わう居酒屋になりました。
今回は南島食楽園の事務であり、8年前に神奈川県からリゾートバイトに訪れたきたことをきっかけに久米島に移住した湯山明日美(ゆやま・あすみ)さんに南島食楽園の魅力について伺いました。
地元客も観光客もさまざまなシーンで利用できる「南島食楽園」
地元の客と観光客どちらからも愛される南島食楽園。島外に移り住んだ子どもたちが久米島に里帰りしたときは「南島食楽園に食べに行く」と訪れてくれたり、模合(もあい)※のときは南島食楽園に集まるなど、地元の人たちが互いの親睦を深める場所になっています。
また、島外からの観光客はリピーターが多く3ヶ月に1度はダイビングをしに久米島にきて、食事は「南島食楽園」で食べる人もいるそうです。
様々なシーンで利用できるところが、幅広い層から愛される理由の一つです。そして、南島食楽園最大の魅力は提供する料理にあると湯山さんは話します。
※模合(もあい)とはー気の合う仲間で毎月集まり飲み会を行い、ついでに資金を積み立て、旅行や事業に役立てる。沖縄県では一般的に行われている。
海洋深層水で育てたミネラルたっぷりの海ぶどうを使ったこだわりの料理
湯山さんに提供する料理のこだわりを聞いてみると「久米島の食材を使い、沖縄料理から創作料理までここでしか味わえないメニューを品数豊富に取り揃えているところです」と答えてくれました。
例えば海ぶどう。久米島は海ぶどうの質が高いことで有名で、新鮮な海ぶどうを使い「海ぶどうの卵焼き」「海ぶどうの天ぷら」「海ぶどうの生春巻き」などのメニューをだしていて、大変好評だそうです。
南島食楽園の海ぶどうは、久米島海洋深層水開発株式会社で販売している海洋深層水を使って育てられた海ぶどうを使っています。海洋深層水とは太陽光が届かない海の深いところにある海水で、水温が表層の海水と比べて低いことが特徴です。
海洋深層水を使って育てることでミネラルたっぷりの海ぶどうに育つそうです。そんなミネラルたっぷりの海ぶどうを使った料理、ぜひ食べたいものですね。その他にも沖縄食材を使った料理を提供しているので、久米島を訪れた際は「南島食楽園」に足を運んでみてはいかがでしょうか。