「私はペンキマニア」石垣島の特殊な環境を守る、塗料界の若きホープ降臨【沖縄県石垣市】

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沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。

沖縄本島から約400km離れた距離にある石垣島。石垣島にある「しんえい石垣」は「塗料を通じて心地よい環境作りを目指す」をモットーに、あらゆるシーンで必要な塗装工事、一般塗料や特殊な役割を果たす塗料の販売・卸をおこなう、石垣島の塗料専門店です。

「ペンキが大好きすぎるペンキマニアなんです」

しんえい石垣の社長の次男として、現在取締役営業部長を務める友利央弥(ともり・ひろや)さん。家業を継ぐために大阪の大手塗料会社で8年ほど務めた後、2018年に島に戻りしんえい石垣に入社しました。

「ペンキのことなら何でも聞いてください、私ペンキマニアなので」とにこやかに笑う友利さんは、家業であることから塗料であるペンキと長い付き合いがあり、ペンキの種類や特殊なペンキの知識は誰にも負けないと話します。

特に色に関しては「色見本を持ってきてもらえば、それぞれの色の配合のパーセンテージまで大体わかります」と友利さん。

石垣島にはたくさんの事業者さんがいて、それぞれに自分のイメージカラーを大切にされている方が多いといいます。

「モデルのアンミカさんが、『白は200色ある』と話されたことがあったんですけど、実際それくらい同じ白でも少しの配合でイメージが変わる。色見本があれば指定の色をその場で作り、必要量を販売することも可能です」。これはもはやマニアというより、塗料の専門家であり、塗料界の若きホープなのです。

塗料を含め、建築の知識量も圧倒的なしんえい石垣

塗料が必要になる現場といえば建築現場があります。一般の住宅やビルなど新築やリフォーム、工事に伴って必ず塗料が必要となります。

そして船舶や車輛。海に囲まれた環境ゆえ、海に関する事業者がとても多く、船舶用の特殊な塗料が多く必要とされます。

しんえい石垣では、塗料を販売するだけではなく工事事業部があり、現場の工事も請け負っています。

通常であれば、塗料を卸している工事事業者とはライバルになってしまいますが、そこは工事にまつわる建築法の改正などにいち早く対応し、塗料を含めた圧倒的な情報量を武器に、地域の事業者とも相互利益のある関係性を保ちながら工事業界をも牽引(けんいん)しているのがしんえい石垣です。

塗料を通じて、社会に貢献を

塗料は周りの環境から塗られる対象物を守る機能があります。

石垣島をはじめ沖縄地方は、海に囲まれているため、塩害、高湿度、また台風被害が多いことや、船を仕事に使う人が多いなど、他地域に比べカビやサビとの付き合いが多い環境にあります。

もしも塗料を塗らなければ、紫外線や潮風や海水などによって建物や船などもすぐに劣化してしまいます。塗料をきちんと塗ることで建物や船などを守り、長持ちさせます。

「塗料は見た目の美しさだけではなく、地域の人たちのくらしを守るんです」と、友利さん。

「この写真は漁船用の塗料なのですが、これを塗ることで漁船の燃費が良くなるんです。それというのも、時速100キロで水中を泳ぐというマグロはヒドロゲルという、水の抵抗を極限までなくす成分で覆われているのですが、ヒドロゲルを塗料の性能として組み込む事に成功して特許を取った製品なんです。燃料代高騰で苦労している方々にとっては革命的な商品です」

自分がもつペンキの知識を地域の人たちの暮らしに役立てたいと、塗料についての勉強も欠かしません。

友利さんは、将来的に地域の人たちに塗料の事をもっとよく知ってもらうために、塗料を使った地域との交流イベントを開催したいと考えています。

しんえい石垣は、地域に寄り添い地域の暮らしを守ります。そして、暮らしを守る塗料の専門家「ペンキマニア」の友利さんの彩る世界に今後も一層期待が膨らみます。

天野崇子

天野崇子

秋田県大仙市

編集部編集記者

第1期ハツレポーター/1968年生まれ。東京の人と東京で結婚したけれど、秋田が恋しくて夫に泣いて頼んで一緒に秋田に戻って祖父祖母の暮らす家に入って30年。

ローカリティ!編集部の一員として、みなさんの心のなかのきらりと光る原石をみつけて掘り出し、文章にしていくお手伝いをしています。

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