山口県山陽小野田市に、三年寝太郎伝説があるのをご存知だろうか。ちなみに筆者は知らなかった。
所用があり、深夜に山口県山陽小野田市の新幹線駅・厚狭駅に降り立った。あさえき、である。まず、読めなかった。
駅を降りた瞬間にライトアップされる巨大な老人像。見た瞬間何か分からなかった。中国風のまげを結っているので、孔子かなとも思った。
翌日の朝、ワーケーションを兼ねて、この巨大老人像の前でオンライン会議を始めてみた。
会議をしながら表記を読んでみると、三年寝太郎とある。確か日本昔ばなしで出てきた記憶がうっすらと蘇った。
でも、こんな老人だったっけ?
この地の伝説によれば、庄屋の息子である三年寝太郎は、あれやこれややって金策し、この厚狭の地の大干拓に成功したという。
少なくとも、この厚狭の地を干拓した人がいたのは確かなのだろう。
そしてふと、昔のことを思い出した。
大学・大学院に8年半もいた私は、周囲から三年寝太郎と呼ばれていた。きっとこの寝太郎も当時の私と同じような気持ちだったのかもしれないと思った。ただただ、考えていたのだ。
これから山陽小野田で、魅力発掘発信ワークショップを開催する。どんな出会いがあり、どんな魅力があるのか、今から楽しみだ。