ガブっ!豪快にまるかじりで召し上がれ しいたけ一筋の深山農園【兵庫県相生市】

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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜

しいたけのみずみずしい弾力を育む相生の水

北に県立自然公園、南に瀬戸内海国立公園。兵庫県の南西部、豊かな地形に恵まれた相生市は、きれいな水源を持つことでも知られています。とりわけ、深山農園が位置しているのは、上流に民家の無い里山。湧き出る地下水はとても清らかで、蛍やコウノトリが集まる場所になっています。

実はしいたけの88%は水でできています。水質の良し悪しは、しいたけの味わいを大きく左右します。創業57年、しいたけ一筋の深山農園は、代々相生の澄んだ水と共に歩んできました。しいたけのみずみずしい弾力から、相生の水の清らかさを感じ取ることができます。

ガブっ!豪快にまるかじりで召し上がれ

肉厚で大きく、ジューシーさが自慢。「深山農園の美味しいしいたけを安定して食べたい!」というお客様のニーズに応え、しいたけを安定して栽培するため、収穫可能な時期が限定的な自然任せの「原木栽培」から、「菌床栽培」に転換したのは約30年前。心を込めて育てられた深山農園のとても素直なしいたけの味は、各家庭の様々な料理に順応します。そんな守備範囲の広さが人気の理由です。

「できればシンプルな味付けだけで、丸かじりしてもらいたい」

そう話すのは深山陽一朗(ふかやま・よういちろう)社長。地元の瀬戸内海エリアで生産されている塩・醤油・バター・オリーブオイルで焼いて食べるのがオススメとのこと。キャンプブームの昨今、ぜひBBQに持ち寄りたい食材です。

循環型農業で地元にも商品にも価値を還元していく

深山農園の廃棄物は有機肥料として優れており、循環利用することで地元農業に貢献しています。農家さんの堆肥やカブトムシのマットなど、用途は様々。しいたけを購入してくださるお客様はもちろん、社員・取引先・農家などの地域社会のみんなを笑顔にしたい!と始められた取組みです。

また一方で、瀬戸内の特産であるカキの、不要になったカキ殻を引き取り、しいたけの菌床に加える試みも始まりました。手間もコストもかかる手法ですが、原材料に地元の産物を利用し、さらにそれが商品の美味しさに繋がる、という循環が広く浸透するように、日々新たな挑戦を続けています。

阿部宣行

阿部宣行

山形県山形市

第3期ハツレポーター

山形にある探究教室の講師。子どもたちが熱中できることを見つけ、大人顔負けで実践できるように日々活動しています。ローカリティに参加してからの趣味は写真撮影。子どもたちの視野を広げるために記事を書き、写真を撮っていきます。

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