移住して4年目になる和歌山県紀美野町の話題です。
和歌山県が誇る高野山は、およそ1200年前に弘法大師・空海が開創した真言密教の聖地です。日本全国、いや、広く世界に知られる世界遺産でもあります。
高野山の麓に位置する紀美野町は、魅力的な起業家やUIターン者が増えつつある自然豊かで面白い町。でも、まだまだ全国区とは言えないところ。
そんな町にびっくり仰天の朗報!?が、舞い込んできました。
1月16、17日に行われた大学入学共通テスト(第1日程)の「日本史B」の問題に、なんと我が町が取り上げられたのです!
出題内容は中世の「絵図」を読み解くものなんですが、【紀伊国那賀郡神野真国荘絵図】として出てきます。これ、まさしく「紀美野町」! ドンピシャリなんです!! 絵図にある志賀野、真国、野上。このうち「野上」が、私の移住先、現在住んでいる地域です。
もし受験生だったら間違いなく、上がったテンションを抑えられず、手を挙げて試験官を呼んでいたに違いありません。「ここに私、住んでるんです!」と(笑)。
この地域(現・紀美野町)は、平安・鎌倉時代の村の様子を描いた2枚の絵図が残る「非常にまれな地域」だそうで、そんな背景もあったせいか、この1枚が取り上げられたのかもしれません。
当時は「高野山」と「京都の石清水八幡宮」が領地を争った地域でもあり、まさに二大勢力?の抗争最前線、境界線だったという面白いところです。
魅力的な歴史と豊かな自然に恵まれ、新たな事業を始める移住者が増えつつある紀美野町。昔も「熱い」地域でしたが、今も目が離せない「熱い」町ですよ!