佐世保の街建設の原点となったリアス海岸特有の深く入り込んだ湾に沿って、明治政府による鎮守府建設に伴って建設された海軍工廠(かいぐんこうしょう)等の諸施設が現在にも残り、入江という自然と人工物が調和した美しい景観を呈している。その景色は地域の歴史を物語っている。
鎮守府の地点選定に当たっては、水深が深く外部から見えない湾が大きな条件になっていたようです。佐世保湾はその条件にマッチしていて、鎮守府の開庁により人口4,000人の寒村が開庁13年後、村から一気に市に昇格しています。リアス海岸が地域の運命を大きく変えたと思います。
是非、弓張展望台へ行ってこの景観と歴史を感じ取って頂きたいと思います。
松尾 敏明さんの投稿