〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
ハードディスクや液晶モニター等のコンピューター周辺機器で知られる株式会社アイ・オー・データ機器は、石川県金沢市に本社を構える。「北陸から世界に挑戦する」を合言葉に送り出してきた高品質の製品は、多くのクリエイターやビジネスパーソン、ゲーマーらから愛用されている。中でも、代表取締役社長の濵田尚則さん(56)が特に期待するのは「ゲーマー」の活躍。「皆さんは最強。私たちの製品で応援したい」と熱く語る。
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「世の中を一歩引いて見る」地方の強み
1976年の創業以来、金沢市に本社を置く。「『東京の会社じゃなかったんですね!』とよく驚かれます」と濵田さんは笑う。ITの中心地は、国内では東京のイメージが強い。それでもアイ・オー・データ機器は、地方から世界に挑めることを証明してきた。濵田さんは「東京は情報の最前線だが、情報の渦に巻かれて自分を見失うリスクも大きい。金沢から世の中を一歩引いて俯瞰することで、必要なアクションを見極められる」と、地の利を説く。
リモートワークでゲーマーは「最強」に
地方にいながらにして世界に挑む。アイ・オー・データ機器のようなあり方は、コロナ禍でますます注目されている。リモートワークが一般化し、自宅や身の回りの環境を整えれば、「どこにいるか」は問われなくなった。濵田さんが特に期待するのは、自社製品のファンも多い「ゲーマー」たちの活躍。高スペックのPCと大容量の通信・作業環境に加え、ITリテラシーも強みになると考えるからだ。「皆さんはこれからの時代、最強だと思う。ぜひ応援したい」と言葉に力を込める。
リモートワークでゲーマーは「最強」に
ゲームを巡っては、近年「eスポーツ」にも注目が集まっている。アイ・オー・データ機器も競技大会に液晶モニターを提供。普及に力を入れており、濵田さんも「北陸はかなり盛り上がっている」と手応えを語る。また、地元のクリエイターらの活躍にも期待し、「ものを作るだけでなく、異業種や多分野をつなぎ、地域に新たな文化を生み出している」と、熱い視線を注ぐ。地元で活躍する若者たちの姿は、北陸から「世界のスタンダードをつくる」と挑戦を続けているアイ・オー・データ機器の目指すあり方と重なるからだ。濵田さんは静かに決意を語る。「私たちは製品で皆さんの活躍の舞台を整え、力になりたい」。