地域の子育て情報をインスタグラムでチェック中、「赤ちゃん食堂」を開催しているという情報を発見。ご飯がとっても美味しそうで、お母さんや助産師さんとも交流ができるということで、たまたまキャンセルが出た日に飛び入り参加してきました。
全国的に普及する子ども食堂、の赤ちゃん版「あかちゃん食堂 ままな」を運営しているのは、神奈川県高座郡寒川町(こうざぐんさむかわまち)にある「助産院mamana.house(ママナハウス)」です。子供食堂の赤ちゃん版である「赤ちゃん食堂」は、日本初の取り組みなのだそう。
赤ちゃん食堂ままなでは、地元農家さんから提供して頂いた野菜を使った栄養たっぷりのお母さん向けランチを400円で、それぞれの時期に応じた離乳食を無料で提供しています。
当日は6人の親子が参加しており、10:00-13:00の間に子供を遊ばせたり、お話をしながら、ゆっくりと食事を楽しみ、栄養とおしゃべりで心も身体も満たされました。
4児の母でもある、オーナーの菊池愛美(きくちまなみ)さんに、お話を伺いしました。
「第1子を出産後、自分の責任で子育てをしないといけない。人に甘えてはいけないという感覚で孤独感が強くありました。しかし、2人目、3人目と続いていって、自分のキャパを超えたら甘えるしかないと、経験で人に甘えることを覚えていったんですね。そのうち、助産師の仕事をする中で、親とか以外で頼れる場所を地域につくりたいなと思うようになりました。特に、コロナ禍がきっかけで、誰ともしゃべれず、ネット上で情報を得て、情報を比べて孤独感を感じてるお母さんたちを見て、自分の1人目の育児と重ね、地域で見守る場所が必要だなと思ったことが、manana.houseをオープンすることになったキッカケです」と菊池さん。
赤ちゃん食堂ままなは、テレビや新聞で取り上げられたこともあり、赤ちゃん食堂を新たにやりたい人が相談や見学に来られたり、オープンしたよと報告を受けたり、ムーブメントが起きているそう。
「manana.house」では、赤ちゃん食堂以外にも、地域のお母さんをターゲットとした、マッサージなどのママケア、産後デイケア、mamana食堂、母乳ケアなどのメニューがあります。もう、限界!となる前に頼れる場所が親など以外にあるのは、とても心強いですよね。
菊池さんに、今後の目標を尋ねてみると、「産後、体が動けるようになってから地域と繋がるのではちょっと遅いので、妊娠〜出産〜子育てまで伴走することが目標です。また、分娩を含めて支援できる施設をつくりたいですね」と教えてくれました。
また、近いうちに息子を連れて遊びに行って、美味しいごはんとおしゃべりに癒やされてこようと思います!
〈助産院mamana.house〉
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