プチプチ明太子をイワシに詰めた「いわし明太子」発祥の店「中島商店」【福岡県福岡市】

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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜

 

創業69年、福岡県東区で辛子明太子や海産加工品の製造、販売を行う老舗の「中島商店」。「中島商店」は博多へ新幹線が開通した1975年ごろから、福岡名物として人気が出始めた辛子明太子の製造に乗り出しました。そして1985年に「いわし明太子」を世に送り出したのです。

「いわし明太子」とは、イワシのお腹にぎっしりと明太子の粒を詰め込んだものです。明太子のプチプチ感といわしの脂のうま味が最高にマッチする一品です。
今や「いわし明太子」も、博多名物の一つとなっています。

「明太子を捨てるのがもったいない」が発端、「那嘉島(なかしま)のいわし明太子」

辛子明太子を漬け込む際に、皮が破れて中から粒が出てきてしまいます。「味は美味しいのにバラバラになっているというだけで捨てられてしまうのはもったいない」と、創業者で先代の中島秀夫(なかしま・ひでお)さんは常々思っていました。そこで、バラバラになった明太子をイワシのお腹に詰めて開発したのが「いわし明太子」です。イワシの他にアジやスルメイカでも試してみたそうですが、試行錯誤の末、イワシが一番満足いく出来栄えになりました。

 中島商店オリジナル商品「那嘉島(なかしま)のいわし明太子」のおいしさの理由は、素材の良さと製造方法です。

「いわし明太子」に使用するイワシは、シーズンに合わせて産地を変えています。製造時に一番良い状態の国内産のイワシを仕入れています。
明太子は北海道産のタラコを使用しています。新鮮なタラコから作る明太子は、輸入物では味わうことが出来ない粒立ちやうま味があります。
そして手間と時間をかけた開発当時からの伝統の製法を守り続けています。イワシは丁寧に血合いを取る下処理をして流水で洗い、臭みをなるべく抑えています。また職人が時期に合わせて濃度を調節した塩水に漬け、一夜干しにします。そのイワシに、水分を切った明太子の粒をぎっしりと詰めます。
身がしまり旨みの凝縮した脂が乗ったイワシにピリ辛の北海道産ぜいたく明太子、「那嘉島のいわし明太子」を、ぜひご堪能ください。

白ご飯、何杯でもいける!!和食やイタリアンにもなる!!万能「いわし明太子」

そんな、いわし明太子発祥の店「有限会社中島商店」の通販や経理を担当している中島朋子(なかしま・ともこ)さんに、おすすめの食べ方を伺いました。
まずは、「焼きたて熱々のいわし明太子と白ご飯の組み合わせが、おすすめなお召し上がり方です」と、答えてくださいました。これは、ご飯が何杯でもいけちゃうやつですね。口に入れた瞬間に、「日本人で良かったー」と叫んでしまうことでしょう。

「あとは、いわし明太子をこんがり焼いて、しょうがや三つ葉と混ぜご飯に、というのはいかがでしょうか」と朋子さん。ほんのり焦げた皮の表面から脂がジュワーっと出ているイワシ、こぼれ出る明太子、おいしさ間違いなしです。

「洋風にオリーブオイル、にんにく、ローズマリーなど香草とともにオーブンで焼いてもおいしいです」と、朋子さんは追い打ちをかけるように、イタリアンな調理方法までご提案くださいました。

まだ、いわし明太子を食べたことがない方はもちろん、食べたことがある方も調理法でさまざまなバリエーションが楽しめる「那嘉島のいわし明太子」を、ぜひお召し上がりください。

田口有香

田口有香

長崎県壱岐市

校閲記者兼コミュニティマネージャー

第4期ハツレポーター/ライター兼農家の嫁であり、3人の子どもの母。生まれ育った大阪から壱岐島に家族で移住。
壱岐島は長崎県の離島ですが、福岡から高速船で65分という抜群のアクセス!!海がきれいなのはもちろん、お魚もお肉も野菜も米も焼酎もそろっておりグルメも自慢できます。

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