フィリピン、セブの近くにあるカオハガン島は700人ほどの島民が住む、東京ドーム1個分の大きさの小さな島です。その日に必要なだけの食べ物を海で採り、採ったものを近所の人や家族と分け合って、助け合いながら暮らしています。
カオハガン島は現在、乾季真っただ中。乾季は大体4月から6月くらいまでです。この1か月で雨が降ったのはたったの2日だけです。雨水を溜めて生活用水に使っている島民たちにとっては過酷な季節です。水がなくなると、わざわざ船を出して、他の島まで水を買いに行かなければならないからです。
長く雨が降らないと、緑に生い茂っていた芝生も枯れてしまって、地面も潤いを失ってしまっていることがよく分かります。でも、乾季は辛いことばかりではありません。雨が降らない分、花々は最後の力を振り絞って咲き乱れるのです。ブーゲンビリア、カラツチの花、火炎樹といった南国の花々が、緑の木々、青い空にとても映えます。
また、燦燦と照る太陽の光が海をより美しく見せてくれます。カオハガン島の周りは浅瀬なのですが、この季節は日中に潮が高くなるので、海水浴にもぴったりです。
さらにさらに、夕陽・夕焼けがきれいに見られる時期でもあります。まん丸の大きな夕陽がセブの山に沈んでいくのを見ることができます。雲の出方によって、夕焼けは様々な表情を見せるので、毎日飽きることがありません。また、空気が少し乾燥するので、心なしか、星空がいつもよりもきれいに見える気がします。ある意味で、自然の厳しさと自然の美しさ、どちらも感じられる豊かな季節なのです。
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◆カオハガン島の紹介動画
【『なにもなくて豊かな島〜カオハガン島〜』最貧の島が幸せな理由】
【フィリピンセブ地方のカオハガン島という美しい島に出会い、購入してしまった崎山克彦のお話 | 持続可能なコミュニティづくり】
【「私の住むカオハガン島の豊かな1日」 Video by 旅する鈴木】
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