カオハガン島は「おむつなし育児」の聖地?! 

突然ですが、皆さんは、「おむつなし育児」をご存じですか?

現代に生きる私たちは、赤ちゃんは排泄をおむつの中でするもの、と思いがちですが、他の動物たちがそうであるように、生まれたての赤ちゃんだって、おむつという密閉空間ではなく、何もない開放空間に排泄をするのが自然です。

おむつ替えのときに、おむつを開けたら排泄をすることがあるのも、そういった理由です。

「おむつなし育児」とは、ずっとおむつをつけずに過ごさせるのではなく、紙おむつ、布おむつ、パンツなどを使って「なるべくおむつの外で自然に排泄させる機会をつくる育児」です。

参照:「おむつなし育児研究所」https://www.omutsunashi.org/omutsunashi

 私が長男を妊娠中だった2015年、おむつなし育児研究所の所長・和田智代(わだ・ともよ)さんがカオハガン島を訪れ、島の子育てにとても感動してくださいました。

お母さんひとりが頑張るのではなく、地域全体でする子育て。カオハガン島では、赤ちゃんの泣き声がほとんど聞こえない!?のですが、それは、赤ちゃんの欲求に寄り添う子育てを自然にしているからではないかという発見もありました。

それから和田さんは年に2回、おむつなし育児に関心のあるご家族などを対象としたツアーをカオハガン島で開催してくださっています。

そんなご縁があって、私自身も長男と次男に「おむつなし育児」を実践してみました。

もともと紙おむつがなかったカオハガン島では、自然と「おむつなし育児」が行われていました。新生児のときから、おしりに布を軽くあてて寝かせます。もしくは、隙間のある竹でできた床の上で過ごさせるので、おしっこをしてしまっても、床がびしょびしょになる心配はありません。また、赤ちゃんは授乳のときに排泄することがよくあるので、気を付けていればすぐに気が付き、お母さんの服が汚れない体勢で排泄をさせることができます。

カオハガン島の人は家の外で過ごすことが多いので、地面に落ちた排泄物は穴を掘って埋めてしまいます。

私たちは、おむつが濡れて気持ちが悪いから赤ちゃんが泣くと思いがちですが、実は、赤ちゃんは排泄がしたくて泣くことが多いのだそうです。

おむつを付けずに赤ちゃんに寄り添っていると、そのことが良くわかります。

そうして、おむつを付けずに育った島の子どもたちは、生後6か月ごろにはまとめて排泄をするようになり、お母さんとの呼吸もあってきて、家の中やお母さんの服を汚してしまうこともなくなるそうです。

1歳くらいになると、自分で排泄したいことを周囲の大人に伝えられるようになります。紙おむつに慣れてしまっている子どもだと、自分が排泄したことを臭いや濡れた感じなどで分からないので、いつ自分が排泄したいのかも分からない状態になってしまっているそうです。3~4歳、下手すると小学生になってもおむつがとれず苦労している親御さんも多いと思いますが、紙おむつになれてしまった子どもは、排泄に関する身体感覚が衰えてしまっているので、言って聞かせても、おもらししてしまうのです。

カオハガン島の子どもたちは、歩けるようになると、周りにいる少し大きなお兄ちゃんお姉ちゃんを真似して、排泄をしたくなると自分で地面にしゃがみこんで排泄をするようになります。

「おむつを使わない」と聞くと、ずっと見張っていないといけないとか、後片付けが大変だから余裕のない日本のお母さんには難しい、と思いがちですが、実は先々のことを考えると、とっても健康的で、お母さんもらくちんな子育てなのです。

私は日中、ときには夜まで仕事があるので、基本的には夫や夫の家族、親しくしてくれている島の家族が子どもたちの面倒を見てくれています。そのため、紙おむつなども使ってもらって、私が面倒を見ているときなど余裕があるときに「おむつなし育児」を気楽にやっていました。

完全に「おむつなし」にしなくてはと肩ひじをはるのではなく、1日に1度でもおむつの外に排泄させてあげられたらラッキー!くらいの気持ちでやるのがポイントです。

私は「おむつなし育児」を実践してみて、これからの子育てにおいてもとても大切なことに気が付きました。それは、「おむつなし育児」を通して、親子の信頼関係が深まるということです。

お母さんは、今赤ちゃんがどうしてほしいのか、ということに意識を向けることになります。どうしてぐずっているのだろう?お腹がすいているのかな?それとも、排泄をしたいのかな?

排泄がしたかったことに気が付き、おむつの外に排泄をさせてあげられたときの赤ちゃんの気持ちよさそうな顔を見ると、お母さんとしての自信にもつながります。赤ちゃんも、お母さんが自分の欲求に気が付いて、気持ちの良い排泄をさせてくれたと思うと、お母さんへの信頼が深まるのです。

それを繰り返していくことで、子どもは、周囲の大人は自分を満たしてくれる、信頼していいのだと世界を信用するようになるのです。子どもの心を育むうえでも、お母さんが幸せな子育てをする上でも、とっても大切なコミュニケーションですよね!!

おむつなし育児については、たくさんの書籍が出ていますし、上記の「おむつなし育児研究所」のサイトにもたくさんの情報が掲載されていますので、興味のある方は是非読んでみてください!

私が長男と「おむつなし育児」を実践していた時の様子を紹介していたこちらのページも参考にしてくださいね!

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フィリピンカオハガン島/第2期ハツレポーター

セブ島から船で約1時間、手つかずの自然に包まれた、東京ドームと同じ広さの小さな島。島民約700人が、豊かな海洋の自然のなかで、その恵みをいただき、必要以上の量を採らず、それを皆で分かち合う、そんな暮らしをしています。
そんな島に嫁いだ佑子とよしえ、長期滞在中の佐和子が島で見つけた驚きを発信していきます!
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