アジフライは鬼瓦サイズ!?まるで「揚げた刺身」鮮魚店が提供する完全予約制の料亭ランチ【静岡県富士宮市】

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静岡県富士宮市の内房(うつぶさ)と呼ばれる、山と川に囲まれた場所に、地元密着の魚屋さん「鮮魚髙木」はあります。鮮魚髙木では、新鮮な魚介類等の販売と、併設のお食事処にて、旬の素材を丹念に吟味した会席料理(要予約)を提供しています。

「法事の貸切会席の予約が入っていない週末に、完全予約制で提供しているアジフライ定食が絶品だよ」と知人から教えてもらいました。不定期開催のアジフライ定食の情報は、公式Instagramから発信されていることが判明。定食の価格の記載がなかったので、お店に問い合わせたところ、「その日に仕入れるアジの産地やサイズによって変動するため、値段はその日にならないと決められない」とのこと。大きさも値段も想像できない、ミステリアスなアジフライ定食。果たしてどんな姿のアジフライとご対面できるのでしょうか。

店に到着してはじめてわかる、時価のアジフライの全貌

筆者の作業場から、鮮魚髙木までの道のりは徒歩5分。ご近所ということもあり、友人と二人で歩いて向かいました。「アジフライ」ののぼりが旗めいていて、「本日アジフライ定食開催中」であることが外から見てもわかります。

▲店頭の前に配置された「アジフライ」ののぼり

鮮魚コーナーのレジ前には「今日のアジフライはこれ!」と言わんばかりに、2種類の揚げる前のアジフライが並んでいます。三重県産のものは「鬼瓦アジフライ」と名付けられ、鬼瓦という名にふさわしい180gの貫禄のある大きさでした。

▲伊豆産近海アジフライ(右)とその2.5倍のお値段とサイズの三重県産近海アジフライ(左)メニュー表の長崎産大アジフライは店頭に姿を見せていなかった

ホワイトボードに書かれたメニュー表にて、「本日のアジフライ定食」が紹介されていました。

・長崎県産大アジフライ定食(120g)1,540円(税別)

・三重県産大アジフライ定食(180g)2,410円(税別)

筆者は少食で鬼瓦サイズを完食できる自信がなかったので、大アジフライ定食を注文。友人は鬼瓦アジフライ定食を注文しました。鮮魚店の店舗スペースにて予約の名前を伝え、注文をして支払いを済ませると、隣り合っている料亭の入り口から入るように誘導してもらえます。

▲鮮魚店と隣り合っている料亭の入口
▲店内の様子。居心地が非常に良く、料理が来る前からテンションが上がります

料亭の中は落ち着いたたたずまいで、完全予約制で混み合っていなかったため、ゆったりと料理を待つことができました。

実はワサビが主役?農林水産大臣賞を二度受賞したワサビを添えて

▲鬼瓦アジフライ(左)と大アジフライ(右)

店主の髙木さんが揚げたてのアジフライをお皿によそいながら、美味しく食べるコツを教えてくれました。

「実はワサビが主役なんですよ」

鮮魚髙木では、静岡県静岡市葵区の有東木(うとうぎ)地区で栽培されている、丸一農園の本生ワサビを取り扱っています。江戸時代初期にこの地域で自生していたワサビを移植し、栽培を始めたのが日本のワサビ栽培の発祥といわれています。

▲丸一農園のパンフレット

「美味しい召しあがり方はですね、まずこの丸一農園さんの本生ワサビ、これ農林水産大臣賞を二回受賞しているのですが、このアジフライをひと口目のところにのせていただいて、その上に醤油を垂らしてかぶりついてみてください。まずワサビだけで」。

▲究極のひと口め。ワサビと醤油を添えて

「その後しばらく楽しんだ後に、大根おろしとワサビを混ぜて、おろしワサビを作って乗せて、醤油をかけてかぶりついてください」。

アジフライは揚げ加減が絶妙だったので、サクサクフワフワなのにジューシー。ワサビをのせて食べた事も相まって、まさに「揚げた刺身」といった風情を感じるものでした。

「アジフライ以外は事前に配膳されてる状態で、最後に揚げ上がった瞬間のアジフライを大将自ら持ってきてくれた。あのアジフライの登場シーンはかなりエンターテイメント性が高かった」。筆者の友人は興奮した様子で、これぞまさに究極のアジフライだと太鼓判を押していました。

鮮魚髙木では「本当にいい!」とおすすめできる食材のみを取り扱っています。店主が惚れ込んだこだわりポイントや、より美味しく味わうための食べ方のコツを丁寧に教えてくれます。店主の情熱という名のスパイスのアクセントによって、さらに料理が味わい深くなりました。

販売している鮮魚も格別。丁寧な解説と豊富なバリエーションについつい買いすぎてしまう

帰り際にもう一度鮮魚コーナーに立ち寄り、「今回は何を買おう」とにぎやかなショーケースを見る時間も楽しいひとときです。毎朝仕入れたての鮮魚を豊富に取り揃え、四季折々の魚や野菜を使ったお惣菜の種類が豊富です。人気商品は、午前中のうちになくなってしまうことがあるそうです。「事前に電話一本入れておいてくれたら取り置きできるよ」と教えていただきました。

▲鮮魚のショーケース

丸一農園の本生ワサビも購入が可能です。サイズによって値段はさまざま。筆者は705円のちょうどよいサイズを1本購入しました。これからはチューブのワサビではなく、本生ワサビを自宅で堪能する贅沢な習慣ができました。ワサビはぜひお肉とも合わせてみてほしい、ということで焼肉にすりおろし本生ワサビをのせて味わうのが楽しみです。

▲生ワサビを堪能するために鮫皮おろしも別途購入

情報

鮮魚髙木
住所:静岡県富士宮市内房3204-1
定休日 水曜日、第2、第4火曜日
営業時間 9:00〜19:00

・JR芝川駅から車で3分
・新東名高速道路の新清水ICより車で8分
・東名高速道路 富士川スマートICより車で15分 

webサイト:https://sengyotakagi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/sengyotakagi/

坂本友実

坂本友実

静岡県富士宮市

編集部記者

「生き物の精密模型」という非常に限定的な市場で、ニッチな商品を届け方を追求した経験から、いいものなのにマイナーすぎて売れない、伝えるべき人に伝えられなくて歯痒い、という問題を解決したく、媒体にぴったりなアプローチによって「伝えたい想い」を「届けるべき人」に届け、機会損失をなくしていきたいです。

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