8月27日(土)、秋田県大仙市の「大曲の花火」が3年ぶりに開催されました。
なんと、この大曲の花火、4万人に満たない大仙市大曲地区の人口に対して、花火大会当日の観覧者数は約75万人(2019年の第93回大会)にもなるのです。街の中は人でパンク状態になります。
同じ大仙市でも、会場から約30kmも離れた私の住む協和地区の最寄駅、奥羽本線羽後境駅前にも、他県ナンバーの車がズラリと並びます。
この日は京都、盛岡、宮城、仙台、いわき、福島などのナンバーの車がありました。ここに住む者として、花火の日は特別な緊張感があるのです。
私はその緊張感をすっかり忘れていました。
たまたま畑で採れた野菜を知人に送ろうと荷造りし、取次店である羽後境駅前の私の実家に荷物を持ち込んだところ、
「花火の日は午後の集荷は無いよ」
と母に言われて思い出しました。
交通機関も公共交通も宅配便ですら、その日だけは全て大曲の花火ファーストであるということを。
結局、大曲とは逆方向へ15kmほど車を走らせ、秋田市の集荷センターへ持ち込み、その日の集荷にはなんとか間に合いました。
日常が止まってしまうんです。
大曲の花火って、それほど魅力的な花火なんです。
私は諸事情により家でテレビにて観ましたが、
一度生で見たら、どんなに遠いところからでも来たくなるはずです。
そう、これを見たあなたは、来年花火の街大仙市へ来ているはず。