4年に一度ほどしか開花しないといわれるユクノキという樹木の花を、兵庫県丹波篠山市の山中で見つけた。
ユクノキという樹木は、マメ科でどちらかというと北方系の落葉樹である。
山中で稀にしか見られない樹木なので、それ自体が珍しいのだが、花自体も数年に一度しか開花しないということで、めったにお目にかかることがない話題性がある植物である。
ユクノキの名の由来だが、白い花が咲く様子が雪のようだということで付いた「雪の木」が、埼玉県秩父地方の方言でユクノキに変化したという説が根強いそうだ。
樹木は割れやすいので構造材には向かないが、建具などには使われることがあるそうだ。