FacebookやInstagramを始めとした各SNSで「茅ヶ崎の旬な情報」を発信している「茅ヶ崎テレビ」の代表の藤川忠彦さんに、お話をお伺いしました。
茅ヶ崎テレビは、Facebookの3.5万フォロワーを中心に、総フォロワー数は6.4万人以上!茅ヶ崎の人口は24万人程度なので、人口比からするとすごい割合でフォローされている媒体です。
各SNSには、今日の海の写真を中心に、イベントの情報や地元のお店のお得情報などがシェアされています。
きっかけはTwitterでの災害情報発信「使命感で発信を続けてきた」
「2007年にTwitter(現:X)が流行りはじめ、@chigasaki のアカウントを取得して、茅ヶ崎のことをつぶやき始めたのが最初のきっかけなんです。災害情報を発信したことでフォロワー数が急激に増えました。そこからは、使命感で茅ヶ崎の情報を市の内外に向けて発信し続けてきました」と藤川さん。
「当時は、Twitterに『◯◯なう。』とつぶやくと、『今から行きます!』と会いにきてくれる方も多く、南口の焼き鳥屋さんでつぶやいた時などは、県議会議員さんも含め50人以上が来てくれて、焼き鳥屋さんの過去最高の売上になったりしました。どんどん、来てくれる方が増えるにつれ、仕事っぽくなってしまって、熊澤酒造さんで貸し切りイベントをしたのを最後に、『◯◯なう。』は控えるようにしています(笑)」
筆者個人的には、◯◯なう。に便乗したい気持ちが山々なのですが、人気の媒体だからこそ、人が集まりすぎてしまう苦労があると、、
動画共有サービスUstream(ユーストリーム)で、動画配信をしていた時期があり、そこでの番組名「茅ヶ崎テレビ」をとって、SNSなどの各媒体とともに「茅ヶ崎テレビ」と名前を統一。情報発信メディアとして運営しているそう。
「SNSなどを利用した出会いからつながった人で、写真が上手な人がいたりすると、『写真をあげてよ!とか、一緒にやろうよ!』と声をかけたりして、20人弱のメンバーが茅ヶ崎テレビの活動をしていて、活発に動いているのは現在6〜7人程度です。みんな職業はバラバラで、ウェブデザイナーや不動産営業など、いろんなバックグラウンドがあります。基本は、茅ヶ崎テレビのアカウントのログイン情報を渡して、得意分野で自由に発信をしてもらうスタイルです。みんな、ボランティアで活動してくれています」と藤川さん。
筆者は16年も活動をし続けてることにびっくり。茅ヶ崎愛があるからこそ、継続することができるのでしょうね。ゆるい運用方針が、実に茅ヶ崎らしいなと関心してしまいました。運営している人全員が茅ヶ崎のことが大好きで、好きだからこそ、「自分の好きを知ってもらいたい!茅ヶ崎の魅力を発信したい」と、茅ヶ崎テレビの活動が続いているのでしょうね。
「若い世代に茅ヶ崎テレビの遺産を受け継いでいきたい」
「TwitterやFacebookは時代遅れに感じて、僕も、もう60代になって、気力・体力・筋力が衰えてしまって(笑)茅ヶ崎テレビの遺産を20〜30代の若い世代に引き継いで、新しい形で、茅ヶ崎を盛り上げていってもらいたいと思っています。茅ヶ崎南口の雄三通りに、TikTokを中心としたマーケティング・PRをしている会社があって、その会社の若い方たちに実は引き継ぎを相談中なんです。TikTokやショート動画など、ナウいことをやってくれるのではないかと」と藤川さん。
そんな!!!と驚いてしまいましたが、これから時代の流れを経て新しい茅ヶ崎テレビが今後どのように、発展していくのか活動を楽しみにしていきたいと思います。
最後に、藤川さんに「茅ヶ崎のどんなところがお好きですか?」と尋ねてみると、「東海岸小学校の校歌を加山雄三さんが作曲した時のイベント後の囲み取材で、本人に質問をさせてもらったんです。『茅ヶ崎の子どもたちにコメントをお願いします』と聞くと、『自分は今東京に住んでるけど、東京に住んでるからこそ分かる茅ヶ崎の良さがあって、茅ヶ崎は山とか海など自然が素晴らしいけど、人が一番いい!人が財産ということを忘れないでほしいということを伝えてください』とおっしゃられて、それがとてもしっくりきて、『なんで茅ヶ崎が好きなんだろう?』に対する答えなのかなと思います」とエピソードを交えて答えてくれました。
筆者も、茅ヶ崎の人の良さを日々感じています。茅ヶ崎テレビで、茅ヶ崎情報をチェックしながら、ゆったりとした時間を過ごしていこうと思います。
茅ヶ崎テレビの、海の写真を見ていたら、ぼーっと海を眺めたくなったので、早速海までサイクリングに行ってきます〜!
2 件のコメント
素敵な記事をありがとうございます!
こちらこそ、お忙しい中取材のお時間をいただきありがとうございました!
茅ヶ崎テレビの発信をこれからも楽しみにしています。