実はザンギが旨い!「こだわりと味変」魚介類に隠れがちな網走居酒屋の絶品メニュー(後編)【北海道網走市】

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北海道名物であるザンギ、なかでも網走はザンギがおいしいお店が多いことに気づき、ぜひ網走のザンギを、全国の皆さんに知ってほしいと思ったことからはじまったのがこの記事です。

筆者が選ぶ「ザンギが旨(うま)い店」、前編では4店紹介しましたが、後編も負けず劣らず驚くほど旨い3店を紹介させていただきます。

前編はこちらです。

ザンギの旨い店を紹介しますので、「旨い・おいしい」の表現は使いません

『酒菜亭 喜八』

ミシュランガイド北海道で、ビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)を獲得している「喜八さんのザンギ」は、黒ゴマが入ったジューシーで香ばしいザンギです。

ニンニクやショウガの香りとともにしょうゆの香ばしさが食欲を刺激し、口の中で広がる肉汁とうま味が満足感を生みだします。

噛むごとに感じる黒ゴマの香りがまた素晴らしく、自分で作る時も真似をしたくなります。

こちらのザンギへのペアリングにはビールが最高ですが、北海道のクラフトジン・ソーダ割りも面白く、筆者おすすめです。

『旬鮮料理 あみさい』

網走では数少ないフグやウナギを調理できる和食料理人のお店。「あみさいさんのザンギ」は、現代にマッチした少し薄めの味付けですが、ニンニクなど香ばしい香りやうまみはそのままで、まさに職人と感じさせる丁寧な仕事が物語るように、美しいザンギの形や柔らかさ、あふれ出る肉汁に驚くでしょう。

そして、大将の気さくな語り口からうかがった味変の調味料は、なんとカウンターに置いてある「塩コショウ」、あえて変化の内容はふせますが驚きの味変をぜひ味わってほしいです。

こちらのザンギのペアリングはビールやハイボールが最適ですが、日本酒でじっくりと味わうのも楽しいですよ。

『和食処 ゆずり(禅)』

こちらもフグやウナギを調理できる、網走では数少ない和食料理人のお店です。

「ゆずりさんのザンギ」は、いわゆるザンタレと呼ばれている甘辛いタレをからめたザンギで、一口噛むとまず柔らかさと歯切れの良さに驚き、鼻に抜けるニンニクなどの香りともに、口の中にあふれる肉汁とうま味、そしてタレの酸味と甘味が一気に流れ込んできます。

大将の熟練の技が垣間見えるザンギをぜひ体験して欲しいです。

こちらのザンギのぺアリングはビールでゴクゴクといきたいところですが、日本酒でじっくり味わうのもおすすめですよ。

網走酒場では、ザンギを核としてご注文の組み立てを楽しんでほしい

網走酒場の絶品メニューとして、筆者おすすめ「ザンギの旨い店」を、前編・後編通して7店紹介させていただきました。

網走へ訪れ、各お店のザンギを食べてみたくなったことでしょう。

ザンギ以外のメニューについても、どのお店も魅力的で選ぶのにとても迷いますが、雪や流氷に閉ざされ旬の魚介類や農産物が少ない冬の時期でも、ザンギは北海道の郷土料理として1年中食べることができます。

ぜひ網走ではおいしいザンギを核として、四季折々の網走やオホーツクの素晴らしい食材で作った料理を吟味していただきながら、ご注文の組み立てを楽しんでほしいと思います。

ペアリングのお酒については、筆者のおすすめを参考にしていただきつつ、カウンターであれば自分の好みを伝えて大将に選んでいただくのもまた楽しいですね。

気さくな大将が皆さんをお待ちしています。

※写真はすべて筆者が撮影したものです。

店舗情報

☆酒菜亭 喜八
住 所:北海道網走市南4条西3丁目
電話番号:0152-43-8108
定休日:不定休
Instagram:https://www.instagram.com/jiucaiting/

☆旬鮮料理 あみさい
住 所:北海道網走市南3条西2丁目11 第3ツカサビル1階
電話番号:0152-67-5531
定休日:日曜日
Instagram:https://www.instagram.com/amisai1125/

☆和食処 ゆずり
住 所:北海道網走市南3条西2丁目11 第3ツカサビル1階電話番号:0152-67-7505
定休日:月曜日
Instagram:https://www.instagram.com/yuzuri.wasyoku/

猪澤航

猪澤航

北海道網走市出身、高卒から四半世紀近く周辺2市4町を転勤し歩き、お店も信号機も学校も無い集落を経て網走市へ戻ってきました。離れている時はあまり感じなかった地元愛が、戻ってきてみると驚くほど網走が大好きなことを再確認しました。
そんな私が、離れていたからこそ見える魅力や感動を発信していけたらと思います。

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